福島町の３０年度予算案　福島商業高存続対策盛る　児童生徒全員にタブレット

（市町村 2018-03-05付）

　【函館発】福島町は二月二十七日、三十年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比八・五％増の三十九億二千八百七十五万円。このうち、教育費には九％増の二億四千四百四十六万円を計上した。

　主な事業では、福島商業高校存続対策費として一千四百八十四万円を充当。下宿代や交通費の助成のほか、運転免許取得費用の援助を継続していく。教育コンピューター等整備には一千二百四十万円を措置し、町内の小学校・中学校で一人一台のタブレット端末を使用できる環境を整えた。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼教育費

▽教育関係団体・大会参加助成＝四〇六

▽福島商業高等学校存続対策費＝一、四八四―生徒の資格取得や運転免許取得に対する補助など

▽基礎学力向上支援事業＝四八九―中学校に臨時職員一人を配置し、チーム・ティーチングを実施

▽友好市町交流事業＝二一〇

▽ALT招致費＝一、〇九三

▽教育振興費＝一九〇

▽要・準要保護就学援助＝五〇〇

▽教育コンピューター等整備＝一、二四〇―町内の児童生徒人数分のタブレット端末を確保

▽教員住宅管理＝一二四

▽教員住宅整備＝二、七一〇

▽私立学校振興費＝一六七

▽特別支援員配置＝四三九―小学校

▽奨学資金貸付＝八七〇

▽各学校校舎営繕＝二〇三

▽福島中楽器整備（新規）＝一六五

▽社会教育総務費＝九七

▽読書活動費＝六七九

▽松前神楽保存会助成＝二〇

▽福島大神宮祭礼行列保存会助成＝一五

▽チロップ館運営＝二九〇

▽総合体育館運営＝一、〇六六

▽学校給食センター＝四、一九六

▽町民プール運営＝九〇二

▽ファミリースポーツ公園管理＝五六四

(市町村 2018-03-05付)