新篠津村の３０年度教育行政執行方針　小１から英語に親しむ授業を　教委に指導主事配置

（市町村 2018-03-12付）

新篠津村教委・荒谷順一郎教育長

　新篠津村教委の荒谷順一郎教育長は七日、第一回村議会定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。学校運営の拡充を図るため、教育委員会に学校指導主事を配置する方針を示した。このほか、小学校一年生から英語に親しむ授業や体験活動の実施に取り組む。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

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▼学校教育

▽学校指導主事の配置

教育課程、学習指導、その他学校教育に関する専門的事項について、教養と経験をもつ学校指導主事を教育委員会に配置し、よりよい学校運営の拡充を図る。また、小中一貫教育などの調査・検討を行い、村の教育の底上げを行う。

▽外国語授業の推進

　次期学習指導要領へのスムーズな移行に対応するため、小学校三・四年生に外国語活動、五・六年生に英語の必修化に向けて取り組む。より質の高い教育環境を推進するため、小学校一年生から英語に親しむ授業や体験活動などに積極的に取り組む。

▽地域に信頼される学校づくり

　二十九年八月に設置したコミュニティ・スクール（学校運営協議会）によって、学校、保護者および地域の住民との信頼関係を深め、一体となって学校運営の改善および児童生徒の健全育成に取り組む。

▽学習支援体制

　小学校にはこれまで同様、大学生によるスクールアシスタントティーチャーおよび学習支援員を配置する。中学校にも引き続き、学習支援員を配置して、小・中学校の学習支援の強化を図る。

　また、学校図書館の効率的な運営と利用の促進を図るため、小学校に学校司書を引き続き配置する。

▼学校給食

▽給食費

　三十年度は、食材の高騰が続き、今後においても様々な食材が大きく高騰することも予想されることから、給食費の値上げを実施する。

　値上げ幅は、小学校で月百五十円、中学校で二百円に抑えた値上げを予定している。

▽学校給食運営

　給食における食物アレルギー対策や施設の整備、管理体制などの課題解決に向け、給食運営委員会を設置する。

　また、給食センターへの民間活力の導入として四月から給食配送業務を民間に委託する。

　調理部門などにおいても、民間活力の導入を積極的に検討する。

(市町村 2018-03-12付)