白糠町の３０年度教育行政執行方針　白糠小移転計画　検討開始　全児童生徒の給食無料化

（市町村 2018-03-12付）

白糠町教委・板谷聖一教育長

　【釧路発】白糠町教委の板谷聖一教育長は六日、町議会定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。給食費の無料化をすべての子どもに拡充するほか、白糠小学校移転計画の検討を進めることとした。小中一貫教育、学習サポート事業、海外との学校交流も行っていく。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

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【学校教育の充実】

▼実社会で生きる実践的な力の育成

▽基礎学力の定着

　小中一貫教育の実施によって、九年間の系統性や連続性を生かした指導を充実させていく。また、家庭学習の習慣化を図るとともに、土曜授業や学習サポート事業を引き続き実施し、基礎学力の保障に努めていく。

▽外国語によるコミュニケーション能力の向上

　「使える」外国語の指導を徹底するとともに、海外との学校交流を推進し、活用する場と機会の意図的な設定に努めていく。

▼豊かな心と健やかな体の育成

▽基本的な生活習慣の定着　基礎学力の定着には、生活習慣の確立が不可欠であり、生活のチェックや三愛運動の実践を通して、家庭や地域における教育力の再生に意を注いでいく。

▽健康の保持と体力の向上　学校や家庭・地域における運動機会の充実に努めていく。また、地場産品を取り入れた「ふるさと給食」の継続と、地域の特性を生かした食育を推進していく。

▼信頼される学校づくりの推進

▽地域に根差した学校づくり

　地域とともにある学校の一環として、コミュニティ・スクールの実践や研究を進め、保護者・地域の意見が学校運営に反映されるよう努めていく。

▼地域全体で子どもを守り育てる体制づくりの推進

▽安心できる教育環境の整備・充実

　入学支援金の継続と給食費無料化を第一子から実現するとともに、白糠小移転計画の検討と白糠高校の魅力化を推進し、子どもと保護者に優しい教育環境を提供していく。

(市町村 2018-03-12付)