市立高校プレゼンテーション大会―札幌市教委　７月２６日に２会場で開催　中３対象に各校が発表

（市町村 2019-03-12付）

　札幌市教委は、七月二十六日に札幌市民ホールと札幌市民交流プラザで市立高校プレゼンテーション大会を開く予定だ。昨年まで開催していた合同説明会の内容を合わせたものとし、進学の参考となる各校の特色などの情報のほか、生徒による学習活動などの成果を伝える場を設けるもの。主な対象は中学三年生を想定している。

　市教委は二十九年三月、二十九年度から十年間を見据えた市立高校教育改革方針を策定。市立高校における今後の教育の在り方や教育改革の方向性を示している。

　方針では、二十九年度から五年間で取り組む具体的施策を示した「市立高校教育改革実行プラン（第一期）」の中に同大会の開催を盛り込んでいる。

　大会は、各校の生徒が特色ある学習活動などの内容・成果について発表することで、自己肯定感や学習意欲の向上を目指すもの。また、市立高校間の情報共有や、中学生や保護者など市民に高校の活動を周知する場とすることも目的としている。

　市教委は、三十年三月に札幌駅前通地下歩行空間で同大会を試行的に開催。生徒有志による発表や展示ブースなどを通して特色ある活動や学習を多くの市民に発信した。

　試行の成果や課題を踏まえ、三十一年度の市立高校プレゼンテーション大会を、七月二十六日に市民ホールと市民交流プラザの二会場で開くことを計画している。

　各校の特色をより明確に発信するため、これまで実施してきた市立高校の合同説明会の内容を合わせたものとする。中学生の進路選択の参考となる情報のほか、各校の生徒が学習活動等の成果をステージで発表することを予定している。

　さらに、各校の展示ブースなどを設置し、情報を発信することとしている。

　進路に関する発表もあることから、主な対象は中学三年生を想定。このほか、市民も自由に来場可能となる見込み。

(市町村 2019-03-12付)