網走市２年度教育予算は１９・２億円　監視カメラで安全強化　ＡＬＴ配置とＣＳを拡充

（市町村 2020-02-18付）

　【網走発】網走市は１４日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比１・１％減の２３０億７２０１万円。教育費は５・６％減の１９億１７６６万円となった。新規事業では、小・中学校の監視カメラ整備に計５２０万円を計上。児童生徒玄関および職員玄関付近に監視カメラを設置し、学校管理の安全性強化を図る。そのほか、ＡＬＴ配置とコミュニティ・スクール推進事業を拡充し、それぞれ９５０万円、６７万円を充てた。

　教育関係の主要事業はつぎのとおり。

▽小学校特別支援教育支援員配置＝３１０６万円

▽中学校特別支援教育支援員配置＝６０２万円

▽英語指導助手（ＡＬＴ）招致（拡充）＝９５０万円

▽学習支援員配置＝１７５２万円

▽あばしり寺子屋開催＝９万円

　東京農大学生ボランティア等による学習のサポート。

▽学力向上対策＝２００万円

　現状分析のための学力テストの実施。

▽読書感想文コンクール開催＝３１万円

▽子ども体力づくりサポート＝３２万円

　日体大の指導者による体力づくりのサポート。

▽吹奏楽楽器整備＝１００万円

▽小学校学校図書館図書整備＝３００万円

▽中学校学校図書館図書整備＝２００万円

▽学校図書館司書配置＝１００９万円

▽児童生徒カウンセリング＝１９７万円

▽教育児童相談室運営＝３０４万円

▽適応指導教室運営＝３２９万円

▽いじめ対策＝２８万円

　いじめ対策にかかる啓発資料作成など。

▽教職員研修＝７０万円

　先進地視察研修など、教職員の指導力向上を図る研修会の開催。

▽コミュニティ・スクール推進（拡充）＝６７万円

▽子ども安全対策＝５９万円

　子ども安全確保にかかる連絡会議の開催、啓発資料作成・配布、スクールガードリーダーの配置。

▽中学校体育文化振興事業補助金＝１１００万円

▽スクールバス運行＝８１９２万円

▽スクールバス整備（新規）＝１１４８万円

▽小学校改修（拡充）＝３８００万円

▽中学校改修＝７７０万円

▽小学校教材教具（拡充）＝３６３５万円

　教材教具および新たな教科書に対応した教師用指導書の購入、プログラミング教材等の整備。

▽小学校監視カメラ整備（新規）＝３００万円

▽小学校校務支援システム管理＝３８０万円

▽小学校教職員用パソコン整備＝６９８万円

▽中学校監視カメラ整備（新規）＝２２０万円

▽中学校教材教具＝１４１８万円

▽中学校校務支援システム管理＝２５３万円

▽中学校教職員用パソコン整備＝４４１万円

▽学校教育実践校補助金＝９４万円

　公開研究会における必要経費の補助。

▽網走南ヶ丘高定時制生徒通学手段確保＝１５０万円

▽子どもフェスティバル＝３９万円

▽子ども講座開設＝３５万円

▽子ども夢育＝１１６万円

　「夢をもって生きること」の大切さと生きる力を形成するため、夢や人生等をテーマにした講演を開催。

▽放課後子ども教室推進＝６６１万円

▽子どもと動物ふれあい＝８９万円

▽学社融合＝１５万円

　小・中学校の授業に市民講師を派遣。

▽学校支援地域本部＝１１５万円

　小・中学校の活動に市民ボランティアが参加し、充実を図る。

▽子どもスポーツチャレンジ＝１６万円

　子どもスポーツ教室の開催。

▽スポーツ少年団・スポーツ協会運営補助金＝１５０万円

▽スポーツ少年団活動支援＝３８０万円

　市内スポーツ少年団が全道大会等へ参加する際の交通費を助成。

▽「夢の教室」開催＝２２５万円

　現役スポーツ選手などが「夢先生」として学校を訪問し講義、実技を行う。

▽国際理解体験＝３１４万円

　子どもたちが外国文化を体験する機会を提供。

(市町村 2020-02-18付)