美幌小にＥｎｇｌｉｓｈルーム　教育費は１４・２億円　美幌町２年度予算案

（市町村 2020-02-19付）

　【網走発】美幌町は１４日、２年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付け補正後と比べ３１億８０４８万円増の１４０億５２３１万円。教育費は、屋内多目的運動場整備を盛り込んだことなどによって、４億１２８６万円増の１４億１９１６万円となった。

　新規事業をみると、語学教育充実に１１８万円を措置。美幌小学校にＥｎｇｌｉｓｈルームを開設する。また、びほろ未来のアスリート応援プロジェクトを展開するため、育成強化選手奨励金やスポーツ少年団活動用備品購入補助金などの未来のアスリート応援事業に計１２７５万円、各中学校部活動用備品等整備に５６４万円を盛り込んだ。

　教育関係の主要事業はつぎのとおり。

▽学校施設長寿命化計画策定（新規）＝４３０万円

▽美幌高間口対策補助金（拡充）＝５２０万円

　町内から農業科に入学する生徒、町外から普通科に入学する生徒に対する就学助成を追加。

▽美幌高教育支援事業補助金（拡充）＝５０７万円

　新規に看板作成。

▽学校教育振興推進＝１８１万円

　学生ボランティア学習サポート、公開授業負担金、学校教育振興事業負担金。

▽教職員研修＝１２０万円

▽外部講師活用＝６７万円

▽学校運営改善（拡充）＝１２２万円

　各小・中学校における学校運営協議会の開催にかかる経費。

▽教育相談および不登校問題相談＝３０万円

▽語学教育充実（新規）＝１１８万円

▽児童生徒の各種検診、教職員の健康診断＝９１１万円

　インフルエンザ対策として普通教室に加湿器設置。２年度は３０台購入予定。

▽アレルギー対策＝１０万円

▽語学指導外国青年（ＡＬＴ）招致＝２００万円

▽東陽小電話設備更新修繕＝１７８万円

　留守番電話機能を備えた機器に更新２５台。

▽小学校教員用指導書・教科書整備＝１５０４万円

　新学習指導要領に対応した指導書・教科書の整備。

▽小学校教育教材整備＝３３２万円

▽小学校ＩＣＴ教育環境整備＝１３４万円

　教員用タブレット美幌小７台、東陽小４台。学校用実物投影機東陽小７台、旭小６台。

▽１日防災学校用経費（拡充）＝５１万円

▽小学校特別支援学級管理＝１３３万円

▽小学校特別支援学級振興＝５６万円

▽美幌中電話設備更新修繕＝１０３万円

　留守番電話機能を備えた機器に更新９台。

▽北中電話設備更新修繕＝２４３万円

　留守番電話機能を備えた機器に更新２８台。

▽各中学校部活動用備品等整備（新規）＝５６４万円

　アスリート応援事業による各中学校の部活動用備品・消耗品の整備。

▽中学校吹奏楽楽器更新（拡充）＝１０００万円

▽中学校教育教材整備＝１７３万円

▽中学校ＩＣＴ教育環境整備＝１２９０万円―北中生徒用ＰＣ４２台更新

▽中学校特別支援学級管理＝３２万円

▽中学校特別支援学級振興＝３６万円

▽多文化共生推進（新規）＝２０万円

　町内に在住する外国人労働者に対して日本文化や教養を学べる機会を提供。

▽図書館運営管理（拡充）＝３３２万円

　図書館の増改築に向けた調査研究アンケートの実施、ホームページ改修。

▽イベント用報償（新規）＝１０万円

　日本選手メダル獲得数クイズの実施。

▽オリンピック競技現地研修（新規）＝２００万円

▽育成強化選手奨励金（新規）＝１００万円

▽スポーツ少年団活動用備品購入補助金（新規）＝３６５万円

▽全国・全道競技大会選手派遣補助金（拡充）＝５００万円

▽ふるさとづくり事業補助金（拡充）＝１００万円―スポーツ指導者招へい

▽小中学校給食費支援（拡充）＝７４３万円

▽高校生食育推進（拡充）＝３７万円

(市町村 2020-02-19付)