名寄市が2年度予算案公表 新規に情報化推進事業 教育費は27・8億円
(市町村 2020-02-20付)

 【旭川発】名寄市は18日、令和2年度予算案を公表した。一般会計は前年度当初比1・1%増の209億264万円。うち、教育費は9・1%減の27億7950万円となった。継続事業だった風連中央小学校校舎・屋内運動場等改築事業が本年度で終了したことから減額となった。

 新規事業として、小中一貫教育の推進を図るため、智恵文小学校校舎改築(小中一貫教育)事業に1230万円を盛り込んだほか、学校教育情報化推進事業に8495万円を充てた。

 教育関連の主要事業はつぎのとおり。

▽施設型給付費負担金=1億4162万円

▽一時預かり事業補助金=539万円

▽教員住宅維持管理=1134万円

▽教育振興事業=457万円

▽学校運営協議会運営=50万円

▽英語指導助手=881万円―外国語指導助手(ALT)2人配置

▽育英事業=89万円

▽特別支援教育学習支援員配置=7529万円

▽教育研究指導=474万円

▽放課後子供教室=228万円

▽小学校の運営・維持管理に要する経費=1億5444万円

▽スクールバス運行=3359万円

▽学校保健推進(小・中学校)=1124万円

▽教育振興(小・中学校)=1億365万円

 学校教育情報化推進事業を含む。

▽総合学習(小・中学校)=151万円

▽教材・教具等整備(小・中学校)=5055万円

▽就学援助費(小・中学校)=3834万円

▽特別支援教育就学奨励費(小・中学校)=426万円

▽中学校の運営・維持管理に要する経費=9891万円

▽給食センター運営・維持管理=1億1207万円

▽智恵文小校舎改築・小中一貫教育(新規)=1230万円

▽高校生資格取得支援=50万円

▽名寄産業高酪農科学科受検者交通費等助成=45万円

▽仮称・名寄高校駅設置(新規)=1369万円

▽大学一般行政経費=2億908万円

▽学生募集対策=1642万円

 高校訪問やオープンキャンパスなど学生確保にかかる様々な取組を行う。

▽就職対策=1005万円

 国家試験対策や就職など学生の進路にかかる様々な支援事業を行う。

▽教員住宅管理=5356万円

▽入学試験実施運営=1661万円

 仙台入学試験会場設置を含む。

▽奨学金等給付=933万円

▽大学維持管理=1億4879万円

▽学修環境向上=1135万円―空調設備の設置、トイレ改修、自動ドア改修。

▽学校保健推進=928万円

▽大学教育振興=10億5614万円

▽実習等=7019万円―実習経費助成拡大

▽教材・教具等整備=3510万円

▽大学図書館運営=2914万円

▽図書整備=1346万円

▽コミュニティケア教育研究センター運営=426万円

▽特別研究=274万円

 コミュニティケア教育研究センターが主体となり、地域住民と協働して地域の課題解決に向けた研究や実践活動を行う。

▽学生寮の運営・維持管理=1083万円

▽生涯学習推進アドバイザーの設置=872万円

 各公民館に生涯学習推進アドバイザーを設置する。

▽文化センター運営・維持管理=1億1929万円

▽図書館の運営・維持管理=3647万円

▽博物館の運営・維持管理=3142万円

▽なよろ市立天文台の運営・維持管理=3654万円

▽ふうれん地域交流センター運営・維持管理=2089万円

▽家庭教育学級運営=12万円

 幼稚園に家庭教育学級を設置し、家庭教育に関する学習や保護者間の交流などを行うことで、家庭の教育力向上を図る。

▽冬季スポーツ拠点化=2459万円

 ジュニアスポーツアカデミー(新規事業)と、スポーツ関連商品開発などを行う。

▽体育施設整備=1602万円―スポーツセンター格技室床張替、非常用照明取替等

▽風連B&G海洋センター等管理運営=3051万円

▽不登校児童生徒相談=258万円

 不登校やいじめなど、学校生活での悩み等の相談窓口として教育専門相談員を配置する。

▽適応指導教室設置=525万円

▽教育相談推進=357万円

 経験豊富な教育推進アドバイザーを配置し、学校が抱える諸問題に対してアドバイス・指導を行うことによって、問題解決を図る。

▽青少年問題等対策=188万円

▽名寄青少年育成=144万円

 子ども会育成連合会などと連携し、野外体験学習事業やリーダー育成事業などを行う。

▽風連青少年育成=300万円

 杉並区の同世代との交流を通し異なる生活環境を実感し、新たな友達づくりと地域交流を深める。

▽学童保育所運営=2909万円

▽児童センターの運営・維持管理=1423万円

 児童生徒の放課後の安全・安心な居場所として、遊びやスポーツ、文化的な体験活動を実施し、青少年の健全育成を図る。

▽放課後児童クラブの運営=3762万円

(市町村 2020-02-20付)

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