芽室町２年度予算案　農業体験等で地元愛を　教育費は１１・９億円

（市町村 2020-02-21付）

　【帯広発】芽室町は１９日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比２７・１％増の１５０億７０００万円。うち、教育費は５・３％減の１１億８９０４万円となった。

　拡充事業では、仮称・少年教育活動運営事業として町ジモト大学を実施するため、地域おこし協力隊員を雇用。

　また、食農理解促進事業として、小学生を対象とした農業体験を行う「めむろ農業小学校」、地産地消バスツアー、食育講演会などを行う。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり。

▼農業を軸とした活力と賑わいのあるまちづくり

▽めむろ農業小学校＝１６６万円

　小学生を対象に農業体験や生産者との交流を通して農業への理解を深める。

▽地産地消バスツアーおよび食育講演会＝９４万円

▽食農教育＝７２万円

　小学生に対し、郷土愛や地産地消の大切さを実感させる。

▼心豊かで輝く人と文化を育むまちづくり

▽児童生徒支援＝３７０３万円

　スクールライフアドバイザーの派遣。任期付教諭・教育活動指導助手の配置。医療的ケアが必要な児童に対し、訪問看護師派遣。

▽大学等就学支援＝１９８５万円

▽学校給食センター施設維持管理＝７４９５万円

　フードスライサー更新、カッターミキサー更新、食缶洗浄機更新。

▽給食材料購入＝１億８２３万円

▽小学校施設維持管理＝７８４３万円―上美生小埋設配管布設替工事等

▽中学校施設維持管理＝６９２１万円―上美生中ボイラー更新等

▽小学校教員住宅管理＝８５７万円―上美生中教員住宅改修等

▽少年教育活動運営・ＣＳへの講師・ボランティア派遣＝１６２

▽少年教育活動運営・（仮称）芽室町ジモト大学＝４８１万円―地域おこし協力隊員雇用

▽地域子ども会育成連絡協議会支援＝４８万円

▽生涯学習推進＝１２８８万円

　ＣＳに伴い、地域学校協働活動の統括と各学校と地域の事業調整を行う推進員を雇用。

▽図書館維持管理＝５２８０万円―外壁補修等

▼地域文化の振興

▽芸術鑑賞会等開催＝６９６万円

▽公民館施設維持管理＝５０４３万円―大ホール照明更新等

▼スポーツしやすい環境づくり

▽ゲートボール普及活動＝７９万円

▽発祥の地ゲートボール合宿等実施＝８７万円

　高校生で構成される全国のジュニア世代チームを対象に合宿誘致のＰＲおよび地元高校生との交流会。

▽スポーツ人材強化・育成＝７４７万円

　北海道日本ハムファイターズ、十勝スカイアースとの交流機会の充実。

▽屋外体育施設維持管理＝３８９４万円

▼安心して生み育てることができる子育て支援

▽子育て世代包括支援センター運営＝４９９万円

▽発達支援システム推進＝７０万円

▽育児支援＝１７６万円

▽子どもの居場所づくり推進＝２２０万円

▼子育て環境の充実

▽保育事業＝５億７８２０万円

　幼稚園・認可外保育施設への給付。副食費を町単独で助成等。

▽病児保育利用助成＝３万円

▽子どもセンター運営＝７０４３万円

(市町村 2020-02-21付)