広尾町２年度予算案　骨格編成　教育費２割減　５．６億　広尾小・中で長寿命化計画

（市町村 2020-02-26付）

　【帯広発】広尾町は２０日、令和２年度予算案を発表した。４月の町長選を控えた骨格編成となっており、一般会計は前年度比３・４％減の６８億６６００万円。うち、教育費は１９・６％減の５億５６０９万円。豊似小学校の改築工事が終了したことに伴って、大幅な減となった。

　臨時的事業をみると、学校施設長寿命化個別計画策定に３１９万円を充て、広尾小学校・広尾中学校の長寿命化個別計画を策定する。

　また、広尾中と広尾高校の中高連携一貫教育関係事業として、７５２万円を計上。衛星講座受信、資格検定料、部活動支援などの教育支援を引き続き行う。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり。

▼民生費

▽児童措置費＝７２２４万円―児童手当５６８人分

▽保育所運営＝１９億３４２３万円―認定こども園１ヵ所、保育所１ヵ所

▽子育て支援センター運営＝１６４７万円

▽放課後児童健全育成＝９８４万円

▼教育費

▽教員補助員配置＝２４８４万円―９人

▽教科指導助手配置＝５６０万円―２人

▽外国語指導業務委託＝５０１万円

▽学校施設長寿命化個別計画策定委託（臨時）＝３１９万円

▽教職員研修推進＝１３７万円

▽学校教育推進協議会交付金＝２５５万円

▽姉妹市町交流振興会交付金＝１３１万円

▽教育力向上推進協議会交付金＝３５万円

▽広尾高存続対策協議会交付金＝４３万円

▽広尾高生徒遠距離通学費助成＝１６６万円

▽広尾高生徒下宿等費助成＝４６８万円

▽スクールソーシャルワーカー配置＝１７万円

▽スクールバス運行＝２７８２万円

▽教員住宅改修＝５００万円

▽広尾小改修（臨時）＝１６４万円

▽豊似小改修（臨時）＝７４万円

▽小学校管理備品購入＝５４４万円―教師用指導書、タブレットパソコン、ＡＥＤほか

▽小学校社会科副読本作成委託＝２４９万円

▽通学バス定期券交付＝１１６万円

▽小学校就学援助＝３８８万円

▽広尾中改修（臨時）＝４９万円

▽中学校管理備品購入＝１３４万円―タブレットパソコン、電子ピアノ、ＡＥＤほか

▽中高一貫教育連絡協議会交付金＝７５２万円

　広尾中と広尾高との連携教育（衛星講座受信、資格検定料、部活動支援、模擬試験支援、札幌での講習会受講支援）。

▽中学校就学援助＝４３６万円

▽キッズ英会話体験教室＝３７２万円

▽社会教育講座開催＝８５万円

▽文化活動奨励＝１００万円

▽文化振興助成補助＝２０万円

▽町民劇場実行委員会交付金＝５０万円

▽中高生等海外研修派遣＝８１１万円

▽広尾ジュニア・ジャズスクール運営交付金＝２０万円

▽学校支援地域本部＝４６万円

▽ＣＳ推進＝３７３万円―地域おこし協力隊の配置

▽体力づくり＝６０万円

▽体育活動奨励＝４１７万円

▽パークゴルフ場管理整備＝２２５９万円

▽その他体育整備維持管理＝３６７７万円

▽野外活動施設運営＝４９８万円

▽学校給食＝７７５７万円―小・中・高の児童生徒対象

▽学校給食用備品購入＝２１８３万円―消毒保管機、学校給食用食缶、電撃殺虫器

(市町村 2020-02-26付)