南幌町２年度予算案　室内遊戯場核に拠点整備　子育て世代の住宅建設費助成

（市町村 2020-03-02付）

　【岩見沢発】南幌町は２月２５日、令和２年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比１９・６％増の７０億５７６０万円。教育費は、７・２％減の３億８６２０万円となっている。

　新規事業として、誘客交流拠点施設整備に１５２３万円、エリアマネジメント推進に３５１万円を充当。子どもの室内遊戯場を核とした、交流拠点となる複合施設を整備し、シンポジウムやワークショップを開催する。

　継続事業として、保育所等運営補助に１億８９６１万円、子育て世代住宅建築費助成に４０００万円を措置した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽学生地域定着支援推進＝７４万円

　江別市内の大学や研究機関、近隣自治体と連携し、大学生の地域定着や大学などが有する知的資源の活用を図る。

▽子育て世代住宅建築費助成＝４０００万円

▽誘客交流拠点施設整備（新規）＝１５２３万円

　地域課題である子育て環境の整備や人口減少・人口構造対策の一環として、子どもの室内遊戯場を核とした、交流拠点となる複合施設を整備。

▽エリアマネジメント推進（新規）＝３５１万円

　誘客交流拠点施設や中央公園エリアにおいて、シンポジウムやワークショップを開催。

▽学童保育＝９４２万円

▽児童生徒等医療費助成＝１１４２万円

　小学生（通院のみ）、中学生～高校生等（入院および通院）にかかる医療費を助成。

▽保育所等運営補助＝１億８９６１万円

▽子ども・子育て支援＝１０６万円

　子育て短期支援事業（新規）、養育支援訪問事業、ファミリー・サポート・センター事業を行う。

▽食育活動推進＝５４７万円

▽南幌高支援＝２００万円

　入学祝い金、大学・短大・専門学校への進学入学金など助成。

▽特別支援教育推進＝６６８万円

　特別支援教育学習支援小学校４人、中学校２人、特別支援学級生活介助員小学校１人配置。

▽高校等通学費補助＝１４９０万円

　入学から３年間、通学先の学校によって一定額を補助。

▽中学生国際留学プログラム＝５２５万円

▽少人数学級教職員加配＝１００６万円

　適正規模の２学級を維持するため、少人数学級を導入し、町独自で小学４・６年生に教員を加配する。

▽公設学習塾＝３７２万円―小学４年生～中学３年生算数・数学、６年生英語

▽青少年健全育成＝２４８万円

　放課後子供教室、青少年健全育成を考える集い、子ども会育成連絡協議会支援を行う。

▽芸術・文化推進＝９９万円

▽読書活動推進＝３５万円

▽子ども体力向上＝２９１万円

▽健康づくり・体力向上＝３１５万円

▽給食主食補助＝３４８万円

(市町村 2020-03-02付)