本別町２年度予算案　子育てしやすいまち目指す　ALTを幼稚園に派遣

（市町村 2020-03-05付）

　【帯広発】本別町は２月２７日、令和２年度予算案の概要を発表した。一般会計は前年度比０・８％減の６８億７３８０万円。うち、教育費は３・６％減の５億５５５５万円となった。

　新規事業では、情報活用教育の推進や保育所・幼稚園などにALT（外国語指導助手）を派遣する子ども英語チャレンジなどを盛り込んだ。

　継続事業では、乳幼児等医療費助成として、保育料の軽減措置、地域子ども・子育て支援として延長保育や病児保育など、子育てしやすいまちを目指す。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり。

▼雇用対策事業の推進

▽ワークシェアリング＝４０８万円―本別高３年生２人を臨時職員として雇用

▼国際理解教育の充実

▽子ども英語チャレンジ（新規）＝５９０万円―保育所・幼稚園などにＡＬＴを派遣

▽英語教諭および英語指導助手の配置＝６０８万円

　ＡＬＴと英語教諭を配置し、英語検定対策、生涯学習の充実を図る。

▽本別高校の教育を考える会補助金・海外研修支援（新規）＝１２４９万円―オーストラリア・ミッチェル市へ本別高校生を派遣

▼各種事業の推進

▽保育料軽減＝１２３０万円

▽誕生記念品の贈呈＝６７万円―木製知育玩具、有料ごみ袋年間６０枚

▽幼保連携型認定こども園建設費補助＝４０４６万円

▽地域子ども・子育て支援＝４７９５万円

　一時預かり、延長保育、病児保育、放課後児童健全育成事業など。

▽保育補助者雇上強化＝２６９万円

▽施設型給付費の支給＝１億２２５４万円

　認定こども園・保育所を利用する保護者に対し、各施設のサービス内容によって、給付金を支給。

▽子育て療育医療支援医療給付助成＝１０万円

▽インフルエンザ予防接種助成＝３４８万円

▽情報活用教育の充実（新規）＝２８５万円

　プログラミング教育に必要な教材を導入。

▽小学校教師用指導書の整備＝４０１万円

▽小学生小松島市交流研修＝８１万円

▽多子世帯に対する給食費の無料化＝２１１万円

▽本別高の教育を考える会補助金＝３９８５万円

　進路指導対策、学力向上、通学費支援など。

▽「ちきさんえほんばこ」の設置＝１５万円

　本別町出身の絵本作家・きくちちき氏の著書を貸し出し。小学校、保育所・幼稚園に設置。

▽資料館企画展「七月十五日本別空襲を伝える」および「７・１５忘れないプロジェクト展」＝３万円

▽「ほんべつ健康ウィーク２０２０」開催＝２３万円

▽スポーツイベントの開催（新規）＝１９０万円

(市町村 2020-03-05付)