足寄町２年度予算案　足寄高の魅力化支援　教育費は７．４億円

（市町村 2020-03-05付）

　【帯広発】足寄町は２月２７日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付け補正予算に比べ１０・５％減の９０億６９２６万円。うち、教育費は１５・６％減の７億３８５７万円となった。

　主な事業をみると、足寄高への支援として町学習塾の運営に３５８４万円、足寄高校振興会補助金に８７８万円、海外派遣研修に２８１０万円、通学費補助に２７４８万円を充て、町内唯一の高校存続に向けて、高校魅力化に向けた支援を行う。

　教育に関する主な事業はつぎのとおり。

▽指定避難所非常用電源設備整備＝３９９３万円

　停電対策として子どもセンターに非常用発電設備を設置。

▽町学習塾運営＝３５８４万円―公設民営塾運営委託

▽足寄高振興会補助金＝８７８万円

　進学合宿や各種検定料支援など生徒の学力向上や、大会遠征費に対する部活動支援、魅力を町内外に発信するＰＲ活動。

▽足寄高生海外研修派遣＝２８１０万円

　１年生を姉妹都市カナダ・アルバータ州ウェタスキウィン市に派遣。

▽足寄高通学費補助＝２７４８万円

　通学費の全額・下宿代の一部を助成。入学時と修学旅行時に一時金を交付。

▽スクールバス購入（新規）＝２９３８万円

　バス１台更新。路線増による１台追加。

▽姉妹提携代表団等派遣（新規）＝１０３４万円

　姉妹都市提携３０周年を祝うため、町代表団と一般町民からなる親善派遣団をウェタスキウィン市に派遣。

▽博物館運営委託＝４４００万円

▽学校給食費無償化＝２４００万円

(市町村 2020-03-05付)