上士幌町２年度予算案　小学校にＩＣＴ担当教諭　上士幌小で電子黒板を導入

（市町村 2020-03-05付）

　【帯広発】上士幌町は２月２７日、令和２年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比１５・３％減の９１億７４０９万円。うち、教育費は２・５％増の８億８２８４万円となった。

　新規事業では、小学校にＩＣＴ推進担当教諭を配置し、デジタル教科書を使った授業の検討やプログラミング教育の授業改善に取り組む。上士幌小のイングリッシュルームに電子黒板を設置する。

　継続事業をみると、認定こども園の幼児や小学校低学年担当のＡＬＴ（外国語指導助手）を配置する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼民生費

▽子ども医療給付＝２１９１万円

　高校卒業時まで医療費自己負担分を無料化。

▼教育費

▽教育専門指導員設置＝５２６万円

▽自然環境教育推進＝５５万円

　小・中学生のひがし大雪ガイドセンターの見学費用。

▽上士幌高振興会助成＝５４０５万円

　生徒通学助成、入学準備金支給、学力向上対策等を助成し、高校の魅力化を支援。

▽まなびの広場開設＝７４４万円

　運営団体への委託料、スタディサプリの利用料など。

▽プログラミング教育推進＝３０８万円

　外部講師による授業研究および学習教材ロボットの導入。

▽水泳プール管理運営＝１１３３万円

▽小学校管理＝２２０１万円―上士幌小イングリッシュルーム電子黒板設置など

▽小学校図書館図書整備＝４５万円

▽特別支援教育支援員設置＝５６６万円

▽小学校教育充実＝４００１万円

　町単独教員配置。少人数学級教諭１人、学校教育推進支援教員４人、専科担当教諭２人、新たにＩＣＴ推進担当教諭を採用。

▽教師用指導書等および教科書整備（新規）＝２６０万円

▽中学校体育館バスケットゴール改修＝１４３８万円

▽中学校管理＝２１６７万円―サッカーゴール、理科用生物顕微鏡更新など

▽総合的な学習活動推進＝７７万円

　中学校の総合的な学習の時間を推進するため、自然環境学習やキャリア教育の取組などを補助。

▽中学校図書館図書整備＝１３０万円

▽中学校教育充実＝１０９５万円―特別支援教育担当教諭２人配置

▽異文化交流推進＝１０６２万円

　認定こども園にＡＬＴを配置。年少・年中幼児対象に１人、年長と小学校低学年を対象に１人、町内外の外国人滞在者との交流。

▽文化財保護＝１４５万円

▽芸術鑑賞会＝２０８万円

▽子どもの夢・未来応援事業＝１１６万円

▽ＣＳ＝７１２万円

▽かみしほろ学園推進＝１６５２万円

▽生涯学習センター管理運営＝４０６７万円

▽スキー普及対策＝１３２万円

▽給食センターボイラー設備更新（新規）＝３７８７万円

▽スキー普及対策＝１３２万円

　小・中学生へリフトシーズン券パスポート無料配布。小学生対象のスキー教室実施。

(市町村 2020-03-05付)