札幌市立幼稚園・こども園長会　一丸で未来につなぐ教育　役員改選　瀬戸会長を再任

（関係団体 2020-04-09付）

２年度の活動計画などを決定した

　札幌市立幼稚園・こども園長会は３日、札幌市教育センターで令和２年度総会を開いた。２年度の活動方針や活動の重点を決定。活動の重点２点を踏まえ、園長全員が一丸で未来につなぐ幼児教育を推進する。役員改選では、中央幼稚園長の瀬戸富美子会長を再任した。

　２年度活動方針では、札幌市教委が策定した「市立幼稚園の今後の在り方に関する方針」において７年４月に現在の９園から５園に再編する新体制となることなどにふれ、園経営を担う園長として、様々な課題に真摯に向き合い、充実した園経営につなげるべく、職能向上を図る研修に積極的に努め、取組を共有し協働性が発揮できるよう研鑚を積んでいくことを明記。

　活動の重点を踏まえ、園長全員が一丸となって、未来につなぐ幼児教育を力強く推進していくこととした。

　活動の重点は、①研究実践園の園長として、「市立幼稚園の今後の在り方に関する方針」を見据え、あらためて園経営の充実を目指す②関係諸機関や関係団体との連携をさらに強化していく―の２点とした。

　研修日程については、２年度、１５回程度の園長研修会を行うことを確認した。

　役員改選では、瀬戸会長を再任したほか、新事務局長に、きくすいもとまち幼稚園の松澤晃二園長を選任した。

　本年度の活動の重点、役員はつぎのとおり。

【活動の重点】

▼研究実践園の園長として、市立幼稚園の今後の在り方に関する方針を見据え、あらためて園経営の充実を目指す。

▽札幌市における幼児教育の将来像「つながる　ひろがる　札幌市の幼児教育」の実現に向けた５つの基本施策～①時代に即した幼児教育の展開②札幌市の幼児教育の質の向上③特別支援教育の充実④幼保小連携の推進⑤家庭教育支援の充実―を意識した園経営について、教育委員会（幼児教育センター）と連携し、情報を整理・共有しながら探究していく

・園長として、総合的なマネジメント力の向上を目指す研究や研修

・各園の状況（これまでの取組や成果・課題）について共有し、今後の園管理・運営上の課題を押さえ、解決に向けて必要なことを検討する（求められる役割を果たせる人材育成の工夫など）

▼関係諸機関や関係団体との連携をさらに強化していく

▽市立幼稚園の今後と関係機関との関係性について整理し、効果的なつながりを模索していく

・道国公立幼稚園・こども園長会や道国公立幼稚園・こども園教育研究会とは、今後の方向性や連携について情報共有していく

・小学校長会をはじめとする教育関係団体や養成校との連携を強化する

【役員】　　　＝敬称略＝

▽会長＝瀬戸富美子（中央幼）

▽副会長＝加藤貴子（あつべつきた幼）

▽事務局長＝松澤晃二（きくすいもとまち幼・新）

▽事務局次長＝松本美和（かっこう幼・新）

▽監査委員＝笹山雅司（もいわ幼・新）、山下幸子（ひがしなえぼ幼・新）

(関係団体 2020-04-09付)