函館市小学校長会が総会開く　子の安全最優先　榊会長　新型肺炎対応で情報交換

（関係団体 2020-04-10付）

本年度の運営方針や役員などを決めた

　【函館発】函館市小学校長会は４日、サン・リフレ函館で令和２年度総会・研修会を開いた。本年度の運営方針や予算案、研修会の日程などを協議。函館市教委が示した本年度の重点「すべての子どもの学びの保障」「教育環境の充実」の実現に向けた学校経営に専心することを確認した上で、協会運営に当たって、「市における教育の諸条件を的確に把握し、その改善と整備・充実に努める」など１０項目を設定した。役員改選では、亀田小学校長の榊博之会長を再任した。

　開会に際し、榊会長があいさつ。「子どもたちの安全と健康を第一に考えた対応を進めてほしい」と強調。新型コロナウイルス感染症の影響による未履修の教科に関する指導や修学旅行、運動会の日程変更などに柔軟に対応していくことを求めた。

　このあと、前年度の会務・会計決算・監査報告を行い、一括で承認。

　協議事項では、本年度の運営方針・予算案、役員選出などを協議。市教委の重点事項に沿った学校運営を行うことをあらためて確認した上で、運営方針として「市における教育の諸条件を的確に把握し、その改善と整備・充実に努める」など１０項目を設定した。また、定例研修会の日程なども協議し、それぞれ承認した。

　役員改選では、榊会長と松浦一秀事務局長を再任した。

　協議のあと、新型コロナウイルス感染症に関する各校の現状や今後の対応について情報を交換。例年では、５月末から各校で始まる運動会については、競技内容の変更や保護者の観戦への対応が必要になることを確認した。

　また、修学旅行については、多くの学校が６月から９月ころへ実施時期を変更していることから、道小全道大会と日程が重なった際には自校の活動を優先することとした。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝榊博之（亀田小）

▽副会長＝長谷川秋美（北星小・新）、鈴木敏文（千代田小・新）、磯部伸一（中の沢小・新）、三浦務（神山小・新）、鈴木俊浩（昭和小・新）

▽監査＝河野哲郎（日新小）、見延誠一（臼尻小・新）、藤森祐子（戸井西小・新）、西谷さおり（磨光小・新）

▽事務局長＝松浦一秀（八幡小）

▽事務局次長＝佐々木正幸（桔梗小）

(関係団体 2020-04-10付)