札幌市教委　児童生徒向け課題　新たに英語の授業用動画　家庭学習スケジュール表も

（コロナウイルス関連 2020-04-20付）

昼休みの過ごし方なども例示（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、児童生徒に向けた家庭学習用課題の２０日から２４日分を新たに市ホームページで公表した。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、児童生徒が登校できない状況に対し、自宅での学習を支援するもの。新たに小学校中学年以降の社会と理科、高学年以降の英語について学習課題を作成。英語は授業用動画を市ホームページで配信している。また、児童生徒が課題に主体的かつ計画的に取り組めるよう、家庭学習スケジュール表も併せて配布した。

　学習課題は、新型コロナウイルス感染症の影響で登校できない期間の学習を支援するもの。前回は１３日から１７日分として、小学校の低・中・高学年の国語と算数、中学校の国語と数学の学習課題を公表した。

　２０日から２４日分の学習課題には、小学校中学年以降の社会と理科、高学年以降の英語を追加。中学生の英語の学習課題では、音声を確認できるようになった。

　うち、小学校高学年以降の英語については、ＡＬＴ（外国語指導助手）が登場する授業動画を配信。教科書に合わせた内容で、①動画を見ながら取り組む課題②動画を見ずに取り組む課題―の２点を示した。

　①では、ALTが英語で話す内容を聞き取るほか、動画内でＡＬＴの質問に対して児童に英語で答えさせるなど、コミュニケーション能力の向上を図るものとなっている。

　さらに、課題に合わせて小学校の低・中・高学年用と、中学１・２・３年生用それぞれの家庭スケジュール表（１日用と１週間用）を配布。市教委が考案した参考様式も提供した。

　小学校低学年用では、保護者に向けて「子どもが計画を立てることを楽しめるように声をかけてほしい」「遊びや休憩も混ぜるなど、家庭での生活リズムを考えてほしい」などと呼びかけているほか、中学生用では主体的かつ計画的に学習に取り組めるよう、学習課題の目標設定などを参考例として示している。

　学習課題は、１週間分を毎週木曜日、市ホームページに掲載する。

(コロナウイルス関連 2020-04-20付)