再び全道一斉休業に　５月６日まで　道教委通知

（コロナウイルス関連 2020-04-20付）

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全道の公立小学校、中学校、高校、特別支援学校の全道一斉休業がきょう２０日から始まった。道教委が鈴木直道知事の要請を受け、１７日に開いた各市町村教委とのテレビ会議を経て決定。同日、各市町村教委教育長、道立学校長に対して、通知「新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業について」を発出した。休業期間は５月６日まで。

　１６日に開かれた緊急記者会見で鈴木知事は、札幌圏において感染者の増加が続くなど、危機的な状況が続いていることから、全道の小・中学校、高校の一斉休業を検討するよう道教委に要請したことを表明。併せて、道立の不特定多数の人が利用するすべての公共施設を休館とするよう指示したことを明らかにした。

　要請を受け、道教委は１７日に各市町村教委とのテレビ会議を開催。きょう２０日から５月６日までを臨時休業とすることを申し合わせた。

　道教委は、１７日に各市町村教委教育長、道立学校長に対して新型コロナウイルス感染症に対応した臨時休業について通知。休業期間を示した上で、休業中の対応に関する周知などが必要な場合は、２０日に限り、分散登校を実施するよう指示した。

　休業中の家庭学習については、別途通知する教材等を活用するなど、学校再開を見通した課題を示すよう要請。感染リスクを高めるような不要不急の外出をできるだけ避け、基本的に自宅で過ごすこと、インターネット等の安心・安全な利用などについて指導することなどを周知した。

　教職員については、健康管理を行うとともに、在宅勤務や時差出勤等を適切に活用するよう求めた。

　なお、学校再開時の分散登校等の対応は、別途通知する。

(コロナウイルス関連 2020-04-20付)