「叡智を結集し、羽撃く 道中」 鎌田新会長
(関係団体 2020-05-14付)

道中学校長会・鎌田浩志会長
道中学校長会・鎌田浩志会長

 道中学校長会の鎌田浩志会長は就任に当たり、新型コロナウイルス感染拡大防止への取組など3つを力点に、道中一体で取組を進めるよう会員に呼びかけた。全道各地区の校長と連携・連動し、オール北海道、チーム北海道で活動を推進する決意を表明。本年度のキャッチフレーズとして「叡智を結集し、羽撃く 道中」を掲げた。

 概要はつぎのとおり。

 前年度末から、これまで誰もが経験したことのない新型コロナウイルスの感染拡大という深刻な状況下となり、全道・全国での長期間にわたる一斉臨時休校や分散登校、異例の卒・入学式の対応と、感染拡大防止の措置を取りながら新年度の学校再開を迎えた。

 いまだに終息の目途が立たない中、各校長の学校においては、それぞれ創意あふれる学校経営方針のもとで、生徒・保護者に寄り添った対応を基本に、生徒・家族・地域の皆さんが安全で安心できる生活を送れるように日々奮闘していると思う。

 本会においても、4月当初に予定されていた理事研修会、総会・研修会の開催をやめ、書面などによる組織体制の確立を進めている。

 皆さんにおいては、各地区校長会の活動の中心を担っていただいているのみならず、道中学校長会の副会長・運営委員・地区理事・幹事として、道中の活動に力強い指導、支援をいただくことに敬意を表するとともに、あらためて感謝申し上げる。

 私たち校長は、校長会の使命である教育の質の向上を目指し、専門家集団としてのリーダーシップを発揮しながら、授業の質を高め、学校力の向上のために全力を注がなければならない。

 これまでの各地区、各学校での実践の成果を十分踏まえ、地域や保護者と共有・連携・協働しながら、生徒たちに学ぶ喜びをさらに実感させられるよう、粘り強く着実な取組を今後も進めることが重要である。

 道中の組織改革が行われてから4年目を迎える。私たちはこれまでの70年を超える道中の歴史の中で、先達が脈々と積み上げてきた思いをしっかりとつなげながら、札幌市を含めて全道各地区の校長先生方との強い連携と連動で、「オール北海道」「チーム北海道」と強固なる姿として活動を推進させていきたいと決意する。

 目の前の大きな課題の状況下だからこそ、本年度のキャッチフレーズとして「叡智を結集し羽撃く 道中」を掲げる。全道569人の会員による新たな組織体制で臨む道中の今後の道を拓きながら、活動を前進させることができるよう、校長先生の支援、協力をあらためてお願いする。

 本年度の運営方針および活動の重点は、全日中教育ビジョンの内容を踏まえ、校長としての主体性と指導性をもち、会員相互の連携のもと本道の中学校教育を推進し、道民の信託に応えるべく掲げられている。

 特に、①新型コロナウイルス感染拡大防止への取組②新学習指導要領全面実施に向けた移行期間の最終年度の取組③学校における働き方改革への取組に関連する課題―について力点を置き、北海道の中学校長会が一体となって進めていきたいと思う。そのためには、全道各地の状況を把握していくことを大切にした組織運営に努めていきたい。

 本会とのつながりが深い、道教委、道小学校長会、道公立学校教頭会とは、これまで築いてきた関係を維持し、本道の教育振興のため、共に手を携えながら諸課題の解決に当たり、ことしも良好な関係性をさらに積み重ねていきたいと思っている。

 皆さんの理解と協力をお願いする。

(関係団体 2020-05-14付)

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