７月に道独自大会　道高野連が意向示す

（関係団体 2020-06-04付）

　道高校野球連盟（＝道高野連）は２日、全国高校野球選手権大会に替わる北海道独自の大会として、支部大会、南北北海道大会、軟式大会をそれぞれ開催する意向を示した。札幌支部を除く９支部は７月１１日以降、札幌支部は７月１８日以降の開幕を予定。感染拡大防止の観点から大会当日は無観客で開催するが、控え部員、部員の保護者は入場可能とする。

　２日に札幌稲雲高校で開いた記者会見で発表した。

　道高野連は、全国高校野球選手権大会の中止を受け、これまで選手権大会に替わる北海道独自大会の開催可否について検討。５月３０日に開いた臨時理事会で、今後、１０の支部大会、南北北海道大会、軟式大会を開催する方向で準備を進めていくことを決定した。

　支部大会の日程について、札幌支部を除く９支部は、７月１１日以降に開幕する予定。札幌支部は、７月１８日以降の開幕を目指す。授業時数の確保を優先する観点から、原則土・日・祝日での開催を想定している。

　南北北海道大会は、８月上旬の開催に向け、今後調整し、代表校の選出は、７月２６日を目途に決める。各支部における代表校の枠は、従来どおり１６代表とするか、半分の８代表とするかなど、今後、検討していく方針だ。

　なお、感染拡大防止の観点から、大会当日は原則無観客で開催。控え部員、部員の保護者に限り入場可能とした。

　遠藤直樹会長は「球児たちにとって、これまでの練習の成果を発揮できる真剣勝負の場を提供したい」とし「感染防止対策を徹底した上で大会運営に臨みたい」との考えを示した。

　なお、今後、国や道から緊急事態宣言が再度発令されたり、再び自粛が求められたりする場合には、大会中止を判断するとした。

(関係団体 2020-06-04付)