18団体の取組たたえる 札幌市PTA協議会 優良表彰(関係団体 2020-06-04付)
札幌市PTA協議会(土田修会長)の令和元年度優良PTA表彰校が決定した。17校1園のPTAが受賞。教育活動の充実に大きな役割を果たしてきたPTAの取組をたたえた。
受賞PTAおよび取組の概要はつぎのとおり。
▼手稲中央幼稚園父母と先生の会
登園時の見守りや清掃活動、資源回収、バザーのおもちゃづくり、広報誌や壁新聞の作成など、全員に呼びかけて行う活動と、ボランティアが中心となって実施する花壇の整備や研修会など活動に工夫がある。
また、お月様の会10円マーケットなど、子どもたち向けの活動も工夫している。
▼丘珠中学校父母と先生の会
1人でも多くの保護者に学校へ足を運んでもらうため、保護者同士の交流の場づくりとして、珠玉祭バザーを毎年実施している。
学校周辺の農家の協力を得て、タマネギ(札幌黄)・ジャガイモ(北あかり・とうや)、小松菜などを販売している。併設の休憩室には無料ドリンクコーナーを設け、保護者と地域の人たちとが交流を深めている。
この交流によって、子どもたちの安全を見守る環境がつくられ大変有意義なものとなっている。
▼西野中学校保護者と教師の会
地域と連携し、子どもたちの健全育成にかかわる取組を実施している。
研修会やシンポジウムを開催し、青少年健全育成推進会と子どもたちの健全育成について交流している。
平成30年度は「にしのカフェ」と題して、スマートフォンの使い方についてワールドカフェ形式の研修会を行った。北海道胆振東部地震の経験から、にしのde防災を企画運営した。
研修会には保護者や町内会の会員も参加し、防災を通して将来の担い手となる子どもたちに期待する役割や子どもたちの健やかな未来についてのグループトーク、区役所が提供した非常食の試食、段ボールベッドづくり体験などを行った。
また、『にしのde防災 ハンドブック』を作成し、参加者全員に配布した。
▼南の沢小学校父母と先生の会
全員で子どもたちの環境づくりを支援するため、「1人1役活動」を推進している。活動には、芝桜活動、ベルマーク集計、解放プール見守り、交通安全指導、青少年育成推進会との事業協力などがある。
元年度は南区PTA連合会研修大会の運営に携わり、大会の成功に貢献した。
▼藤の沢小学校保護者と教師の会
子どもの健全育成を願い、学校・保護者・地域の連携による活動を行っている。交通安全指導や図書ボランティア活動など、それぞれの立ち位置を考慮し、役割を明確化しながら活動している。
元年度は、親子ふれあいホリデーの企画・準備の中心として活動し、貢献度が高い。
▼篠路小学校保護者と先生の会
「無理なく、誰がなっても、誰でもできる」をスローガンに、PTA活動がより参加しやすい形になる運営方法を工夫している。
仕事分担による会議数の削減、メールなどを活用した連絡など、仕事をもっている保護者が参加しやすいよう、活動のスリム化を図った。
各委員会についてはクラス委員数を削減した。
1家庭1活動を目指し、各家庭の事情に合わせて保護者が参加しやすくなるよう工夫した。
▼北陽中学校PTA
子どもたちのための健全な環境づくりを目指した。生徒の声を聞き、「PTAが応援できることもある」との思いを伝えるため、PTA会長と生徒会役員との座談会を開催した。
▼光陽小学校父母と先生の会
「共に学び、共に活動する親になろう〓どの子にも目を向けよう〓」を合言葉に、PTA役員が積極的に、良い雰囲気づくりに心がけた活動を推進している。その思いや行動が多くの保護者から厚い信頼を受け、協力を得ている。
▼日新小学校父母と先生の会
区P連の研修委員長校として、教育講演会の企画・運営に貢献した。約600人の保護者と一緒に幼児も参加できる体制づくりを行った。
NISSINオータムフェスタを、保護者・地域・学校の3者と協力して実施し、売上金を学校環境整備に役立てた。また、子どもの安全・防犯のため防犯協会・町内会と協力し、校外パトロール(月1回)に力を入れている。
▼米里小学校父母と先生の会
子どもたちの笑顔のため、みんなで取り組むPTA活動を目指して、事務局を中心とした組織づくりを進めた。
保護者一人ひとりがPTA活動のよさを理解し、学年学級PTA活動の充実、いのちを伝える出前授業などによる研修内容の充実、諸活動の充実と効率化などを行っている。
▼本郷小学校PTA
深まりのある交流と楽しさのあるPTA活動を目指して、事務局を中心に4委員会と8係での活動や、全保護者の1人の児童に付き1係活動を推進した。
「子どもたちの笑顔につつまれる“わくわく本郷まつり”」では、保護者全員が子どもたちのために参加できるように一人ひとりの気持ちに配慮しながら企画・運営を行っている。
▼旭小学校PTA
ふれあいを大切にしたPTA活動として、地域の大学や老人施設などを子どもたちの成長に役立たせるなど、地域の資源を最大限に活用した活動に取り組んでいる。
運動会の全校踊りが地域の盆踊りに採用されたり、スクールガードの取組が定着している。また、登録カードと呼ばれる活動記録を用意するなど、組織の見直しに不断に取り組んでいる。
これらの取組を元年度の道ブロック札幌大会の第4分科会で提言発表し、PTAの活動に示唆を与えた。
▼南月寒小学校父母と先生の会
父親の会が積極的にかかわるもちつき大会や、PTAバザーから発展し地域の人たちの参加・協力を得て発展しているわくわくDAY、校区内の公園を町内会と連携して清掃する地域美化活動など、子どもを中心として学校・地域と連携したPTA活動に取り組んでいる。
元年度の道ブロック札幌大会の第4分科会で提言発表し、PTAの活動に示唆を与えた。
▼上野幌中学校父母と先生の会
開校以来、毎年、花壇整備事業に取り組んでいる。PTA・役員・えんれい会会員(PTA役員経験者)を中心に、1人1役で活動し、生徒は全クラスに割当を決め、放課後に草取りを行っている。
元年度は、花が咲いたときに「上中」の文字が描かれるように花を植え、生徒・職員・地域の人に楽しんでもらった。また、学校内廊下のボードに、花壇の花や雑草について詳細に説明したポスターを掲示した。
▼厚別北中学校父母と先生の会
広報部・研修室部・厚生部・社会部の4専門部を設置し活動している。
広報部は、先生や学校行事を中心に紙面を構成し、学校祭や合唱コンクールを楽しみにしている保護者に行事が伝わるように工夫している。
研修部は給食試食会や参加型研修を実施し、他の学年の保護者との交流の機会を設けている。
厚生部は、花壇整備と制服のリサイクル販売を主に活動している。
社会部は、年2回の放課後の巡視と携帯安全教室を開催している。
▼前田小学校保護者と先生の会
保護者が学校に来やすく、参加しやすいPTA活動の創造を目指して、専門委員会を廃止し、1家庭1係活動を行っている。「代表」「委員」の名称を使わず、すべての保護者が「○○係」として活動。PTA総会は、例年9割以上の出席を実現している。
▼稲積中学校保護者と先生の会
PTA活動を通した保護者の学校内での“居場所”づくりを目指し、活動している。
学校祭では、厚生委員がバザーのメニュー決定、食券の作成・集計などを担当。文化委員は保護者向け喫茶室を主催し、無料の飲み物、菓子を用意して、保護者の休憩場所として好評を得た。
おやじの会が音色バザーを担当し、毎年大好評である。校外委員は朝の見守り、夏のふるさと祭り、冬の近隣の商業施設の巡視を行っている。
▼平岡小学校父母と先生の会
年間16回の交通指導を行い、子どもたちの安全を見守ることに熱心であることで知られている。
近年は、芸術的パフォーマンスを見せるPTA行事を主催している。土曜参観の3校時に、芸術的なパフォーマンスを演じる方を招き、児童・保護者・地域住民に鑑賞の場を提供している。
(関係団体 2020-06-04付)
その他の記事( 関係団体)
新会長に札幌稲雲 遠藤校長を選出 道高野連
道高校野球連盟(=道高野連)の本年度役員が決まった。新会長に札幌稲雲高校の遠藤直樹校長を選出した。 本年度の役員はつぎのとおり。=敬称略= ▽会長=遠藤直樹(札幌稲雲校長・新) ▽...(2020-06-05) 全て読む
札幌白石高校長の平野氏が新会長に 道高体連
道高校体育連盟(=道高体連)の令和2~3年度の役員が決まった。新会長に札幌白石高校の平野雅嗣校長を選出した。 2~3年度の役員はつぎのとおり。=敬称略= ▽会長=平野雅嗣(札幌白石校...(2020-06-05) 全て読む
藤井会長を再任 道高文連
道高校文化連盟(=道高文連)の本年度役員を決めた。石狩南高校長の藤井一志会長を再任した。 本年度の役員はつぎのとおり。=敬称略= ▽会長=藤井一志(石狩南校長) ▽副会長=飯田知男...(2020-06-05) 全て読む
日本教育会道支部 活動計画など決定 諏江支部長を再任 10月の全国教育大会中止
日本教育会道支部は、令和2年度活動計画などを決定した。10月に予定していた第45回全国教育大会北海道・函館大会などの中止を決定。役員改選では、諏江康夫支部長を再任した。 新型コロナウイ...(2020-06-04) 全て読む
道中理 2年度役員など決定 新会長に荒島校長(札幌市幌東中) 釧路大会 来年度に延期
道中学校理科教育研究会(=道中理)は、令和2年度役員などを決定した。新会長に札幌市立幌東中学校の荒島晋校長を選任。活動計画では、道中理釧路大会を3年度に延期することなどを決定した。 新...(2020-06-04) 全て読む
7月に道独自大会 道高野連が意向示す
道高校野球連盟(=道高野連)は2日、全国高校野球選手権大会に替わる北海道独自の大会として、支部大会、南北北海道大会、軟式大会をそれぞれ開催する意向を示した。札幌支部を除く9支部は7月11日...(2020-06-04) 全て読む
日高など5町 会長交代 日高管内7町の小・中学校教頭会役員
【浦河発】日高管内7町の小・中学校教頭会の令和2年度役員がまとまった。日高町、新冠町、新ひだか町、浦河町、えりも町の5町で会長が交代した。 本年度の役員はつぎのとおり。=敬称略= ▼...(2020-06-04) 全て読む
道放協が2年度役員決定 新会長に熊谷校長 成果普及など4重点掲げ
道地方放送教育研究協議会(=道放協)は、令和2年度の役員などを決定した。新会長に札幌市立前田北中学校の熊谷誠二校長を選任。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、全道研究大会日胆・苫小牧大...(2020-06-03) 全て読む
道小放2年度役員等 小松会長を再任 日胆・苫小牧大会は中止
道小学校放送教育研究会(=道小放)は、令和2年度役員などを決定した。札幌市立石山東小学校長の小松靖一会長を再任。新型コロナウイルスの状況を踏まえ、全道研究大会日胆・苫小牧大会を中止とした。...(2020-06-03) 全て読む
札幌市中文連が役員など決定 新会長に勝田校長(伏見中)
札幌市中学校文化連盟(=札幌市中文連)は令和2年度の活動計画や役員などを決定した。5月中に予定していた専門委員長会議などの中止を決めたほか、8月予定の演劇発表会、10月予定の私たちの科学研...(2020-06-03) 全て読む