道中理　２年度役員など決定　新会長に荒島校長（札幌市幌東中）　釧路大会　来年度に延期

（関係団体 2020-06-04付）

　道中学校理科教育研究会（＝道中理）は、令和２年度役員などを決定した。新会長に札幌市立幌東中学校の荒島晋校長を選任。活動計画では、道中理釧路大会を３年度に延期することなどを決定した。

　新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、常任理事会・理事会・事務局総会を中止し、書面開催とした。

　書面決議に当たり、荒島会長があいさつ。コロナ禍でウェブ会議システムを利用した遠隔での講義・授業など新たな手法が一気に広まったことにふれ、「何よりも、子どもたちが“自ら学ぶ”ことを求められ、行動した期間だった」と振り返った。

　道中理の研究と実践が困難な時代を切り拓く子どもたちの未来を創造することに資することを期待。「今後も全道の会員と連絡・連携を取りながら、より適切な方向を見いだし、成果を共有しながら進めていきたい」と展望した。

　本年度事業計画では、１０月３０日に開催を予定していた道中理釧路大会を来年度に延期。当初７月末に行う予定だった夏季研修会は、日程変更も含めて開催を検討している。

　冬季研修会は、来年１月１２日にホテルライフォート札幌において開催する予定。

　研究活動では、平成２６年度から取り組んできた研究主題「自然と人間との調和をめざし、未来を創造する力を育む理科教育」の７年次として、これまでの成果と課題をもとに研究を深化。

　①教育課程と学習内容からのアプローチ②学習活動や学習形態の工夫からのアプローチ③教材・教具や観察・実験の工夫からのアプローチ④学力観および学習評価からのアプローチ―の４つの観点から研究を展開していく。新型コロナウイルス感染症の影響で、前年度末から十分に研究と検証のための実践を行うことができなかったことから、８年継続研究を１年延長することとした。

　役員改選では、新会長に札幌市幌東中の荒島校長を選任した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼会長＝荒島晋（札幌市幌東中校長・新）

▼副会長＝江口貴彦（旭川市神楽中校長・新）、木村雅彦（函館市五稜郭中校長）、杉山稔（釧路市青陵中校長）、髙橋伸充（札幌市西岡北中校長・新）、熊谷誠二（札幌市前田北中校長）、伊藤直（札幌市上篠路中校長）

▼会計監査＝若松尚代（札幌市澄川中校長）、長内康志（札幌市宮の丘中校長・新）

▼事務局長＝古川恵美子（札幌市山鼻中教頭・新）

(関係団体 2020-06-04付)