北私幼の2年度事業計画 50周年記念事業実施 幼児教育普及啓発活動を展開(関係団体 2020-06-08付)
道私立幼稚園協会(=北私幼)は令和2年度事業計画をまとめた。幼児教育の充実・振興、教職員の資質向上に関する各事業や幼児教育の普及啓発活動などを展開。このほか、さらなる幼児教育の振興・発展を目指して設立50周年記念事業を行う。
事業計画の概要はつぎのとおり。
公益社団法人として透明性の高い事業運営と安定した経営基盤を確立し、質の高い幼児期の教育・保育の高揚に努める。また、道内の私立幼稚園等における幼児教育の振興発展および教職員の資質向上を図るとともに、教職員の退職手当に必要な基金の安全かつ有利な運用・造成に努め、教職員の安定的な雇用や安心して働くことのできる環境づくりに努める。
【幼児教育の充実・振興ならびに教職員の資質向上】
▼教職員等研修事業
私立幼稚園等に勤務する教職員の資質向上および教育研究活動の充実に資するための事業で、新任・中堅・指導教諭・園長など階層別に適した研修を実施し、教職員等の資質向上を図る。
また、幼児教育のテーマに沿った研修や経営課題などに取り組むための研修を実施する。
▽主催研修
設置者・園長はじめ、すべての教職員を対象とし、幼稚園等教育に関する課題や私立学校法人の経営に関する課題、幼稚園教諭に求められるマネジメント、スキルアップなどをテーマにした研修、道内5ブロック等に分けて行うブロック研修における研究発表や公開保育を通じて現場における研修会を開催する。
▽共催研修
道幼稚園教諭養成校との連携による研修会を開催する。
▼教員免許状更新講習事業
教育職員免許法に基づく教員免許更新制度に対応するため、すべての幼稚園教員免許保持者を対象とする免許状更新講習を実施する。
▼地域振興事業
▽経営・リーダー研修会
設置者・園長やこれからの幼稚園等を担うリーダーを対象に幼稚園等の経営課題や情報収集、幼児教育に関する諸問題などについて分析、解決を図る研修を実施する。
▽人材確保の取組
少子化の影響や労働人口の減少に伴い幼稚園教諭志望の学生が減少傾向にあり、学生等に幼児教育の重要性や幼稚園等の魅力を発信し、子どもたちの育成に興味をもってもらい、教諭志望者の増加と優秀な教員の確保を図るための働きかけを行う。
また、中途採用など幅広い人材ニーズに対応できるよう、潜在的保育者の発掘・活用につながる事業を実施する。
▼教職員退職手当資金給付事業
教職員が安心して教育活動等に専念し、幼児教育の一層の充実・向上が図られるよう、教職員の退職金支給に必要な資金を幼稚園等の設置者に給付。幼児教育を担う優秀な教職員を確保する上で退職金制度は重要であり、幼稚園等の設置者からの負担金と北海道からの補助金を原資として退職資金を給付する。
【幼児教育の普及啓発活動】
▼教育調査研究事業
時流に沿った幼児教育の在り方等について、各種研究調査を行うことによって幼児教育の充実を図る事業を実施する。
▼広報事業
本協会の事業および幼児教育が果たす役割を広く理解してもらうため、幅広い情報を掲載した広報誌を発行する。会員園のみならず道内の幼稚園教諭養成校や全国の関係団体にも配布して情報の交換を通じ連携を深める。また、ホームページやフェイスブックを活用し、活動状況などの情報を発信する。
【その他】
▼指導・相談事業
私立幼稚園等の経営の安定化や教職員の労働環境の改善・充実、適正な会計処理等を行うための情報の提供や相談に関する事業を行う。
▽設立50周年記念事業
設立50周年の大きな節目を迎えることから、記念式典、記念講演等の開催を通じ、幼児教育のさらなる振興・発展と次代を担う子どもたちに向けた質の高い教育・保育を目指して記念事業を行う。
(関係団体 2020-06-08付)
その他の記事( 関係団体)
道生総連の2年度事業計画等 釧路大会中止を決定 役員改選 吉田委員長再任
道生活科・総合的な学習教育連盟(=道生総連)は令和2年度の役員などを決定した。札幌市立旭小学校長の吉田信興委員長を再任。釧路市立昭和小学校で開催を予定していた第30回道生活科・総合的な学習...(2020-06-10) 全て読む
道高教組と道教組が声明発表 20人以下授業実現 早急に 配置計画案の撤回を要請
道高教組(尾張聡中央執行委員長)と道教組(川村安浩執行委員長)は8日、道教委の2021~2023年度の公立高校配置計画案、公立特別支援学校配置計画案に対し「“コロナ”対策をまったく考慮しな...(2020-06-10) 全て読む
新会長に中標津中・志道氏 根室管内小中校長会2年度役員
【釧路発】根室管内小中学校校長会は本年度役員体制を決めた。会長には中標津町立中標津中学校の志道仁校長が就任。副会長には別海町立上西春別小学校の近藤康校長、根室市立成央小学校の小川一校長が就...(2020-06-09) 全て読む
釧路へき地複式教育研究連盟 新委員長に小原校長 大会は日程調整等検討
【釧路発】釧路へき地複式教育研究連盟は、令和2年度の定期総会を新型コロナウイルス感染症拡大防止のため書面開催とした。 新委員長に、標茶町立虹別小学校の小原正寿校長を選任。9月に開催予定...(2020-06-08) 全て読む
川畠会長ら全員再任 北私幼 2~3年度役員
道私立幼稚園協会(=北私幼)は令和2~3年度の役員を決めた。川畠教孝会長をはじめ、副会長、専務理事、監事全員を再任した。 2~3年度役員はつぎのとおり。=すべて再任、敬称略= ▽会長...(2020-06-08) 全て読む
道私立中高協会2年度役員等 森本会長を再任 各研修会は開催可否検討
道私立中学高校協会は、令和2年度の役員や事業計画などを決めた。 本年度における私立学校初任者研修北海道地区研修会、道私立学校展は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止。 道私学教育...(2020-06-08) 全て読む
道公立小・中・特女性管理職会 新会長は石澤校長(札幌市日新小) 連携密に方向性確立し取組
道公立小・中・特別支援学校女性管理職会は、令和2年度の役員などを決定した。新会長に札幌市立日新小学校の石澤優子校長を選任。活動方針では、重点として「生きる力を育む学校経営の充実」など4点を...(2020-06-05) 全て読む
北理研2年度役員など決定 新会長に横関校長(札幌平岸) 11月 交流会開催を検討
道高校理科研究会(=北理研)は、令和2年度事業計画等を決定した。新会長に市立札幌平岸高校の横関直幸校長を選任。中止となった全道大会空知大会の代替措置として、研究発表を機関誌で誌面発表するほ...(2020-06-05) 全て読む
札幌市小規模校教育研究協議会 金野会長再任決まる 駒岡小実践発表会に参加
札幌市小規模学校教育研究協議会は令和2年度の役員などを決定した。金野智会長(定山渓小校長)を再任。11月に開催予定の駒岡小学校実践発表会へ参加するほか、小規模学校だよりを3回程度発行するこ...(2020-06-05) 全て読む
道特連2年度役員・事業計画 池田理事長を再任 10月全道大会は中止
道特別支援学級教育研究連盟(=道特連)は、令和2年度役員などを決定した。池田哲也理事長を再任。10月2~3日に根室管内で予定していた第68回道特別支援学級教育研究連盟全道大会は新型コロナウ...(2020-06-05) 全て読む