札幌藻岩高が学校説明会　来春導入の単位制紹介　柱は総合的な探究の時間

（札幌市 2020-10-01付）

中学３年生約４５０人が参加

　市立札幌藻岩高校（阿部孝則校長）は９月２６日、同校で令和２年度学校説明会を開いた。教育活動の柱として掲げる総合的な探究の時間や、来春から導入する単位制などについて紹介。１部、２部合わせて中学３年生約４５０人が参加し、同校の特色ある教育活動について理解を深めた。

　本年度の学校説明会は、新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため、対象を中学３年生に限定。２部構成で実施し、参加人数を２５０人以内に調整した。

　また、参加者にマスクの着用や健康調査カードの提出を依頼したほか、体育館いす席の間隔を開けてソーシャルディスタンスを確保するなど、感染症対策を徹底して行った。

　全体説明会では、担当者が同校の特色ある教育活動について、スライドや動画を用いて説明。教育活動の柱として「総合的な探究の時間」を挙げ、本物にふれる機会が充実していることや、多彩なフィールドワーク、探究人による講演・ワークショップなどを用意していることを伝えた。

　また、来春から単位制を導入することにふれ「進路希望や興味・関心に合わせて、多くの講座の中から科目を選択し、自分で時間割を作成していく」と紹介。「従来の大学受験に必要な科目を選択するコース選択とは大きく異なる」と説明した。

　このほか、同校の制服について紹介したほか、部活動の取組をホームページで公表していることを伝えた。

　全体説明後には個別説明を行い、参加者の個別の質問に答えた。

(札幌市 2020-10-01付)