３定札幌市議会代表質問（令和２年９月３０日）　端末活用した学びモデル校で研究へ　学びの質の充実

（札幌市 2020-10-01付）

　９月３０日の３定札幌市議会代表質問では、学びの質の充実に向けて質疑が行われた。

　現在各学校では、新型コロナウイルス感染症に伴い、３密を避けながら教育活動を推進。長谷川雅英教育長は「これまで大切にしてきた子ども同士の活発な議論や実験・制作など、協働的な学びを従来どおりに行うことが難しい状況にある」との見解を示した。

　一方で、ＧＩＧＡスクール構想にかかわって「１人１台のタブレットを整備することで子ども同士が画面を通して意見を交わしたり、協力してレポートやプレゼンテーション資料を編集したりするなど、これまでと違った協働的な学びが可能となる」との認識を表明。また、教員がクラスの子ども全員の学習状況を手元のタブレットで即時に把握し、適切に助言するなど、子ども一人ひとりに応じたきめ細かな指導を行うことができる点に期待を寄せた。

　今後については、教育委員会として、ＧＩＧＡスクール構想を機にタブレット等を効果的に活用した新たな学びの在り方についてモデル校による研究開発を行い、各校に対して普及啓発を図るなど、一層学びの質の充実に努めていく考えを示した。

　小口智久議員（公明党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2020-10-01付)