赤平市３年度予算案　統合小学校４年度開校へ　校舎整備で教育費増 ２７．４億円

（市町村 2021-02-24付）

　【岩見沢発】赤平市は１９日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比１９・５％増の１１８億１４４万円。うち教育費は統合小学校建設本格化によって３０６・８％増の２７億３６５１万円となっている。

　４年度開校を目指す統合小学校建設に２３億６９７９万円を措置。茂尻、豊里、赤間の３小学校の統合小学校校舎を整備する。

　また、感染症予防対策に２６３０万円を計上。小児インフルエンザワクチン接種費用の助成を高校生まで拡充する。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼健やかな暮らしをともに支え合うまち

▽感染症予防対策＝２６３０万円

　小児インフルエンザワクチン接種費用の助成を高校生まで拡充。

▽子ども医療費助成＝１６１７万円

　高校生以下の医療費を無料化。

▽ひとり親家庭入学支度助成＝１４１万円

　児童扶養手当を受給しているひとり親家庭に対し、子ども１人につき小学校入学時に３万円分、中学校入学時に５万円分、高校入学時に７万円分のまごころ商品券を交付。

▼ともに学び合い豊かな心を育むまち

▽子ども塾・公設学習塾開設＝３１７万円

　子どもたちの基礎学力の向上を図るため、放課後に公設塾を開設。

▽統合小学校建設＝２３億６９７９万円

　茂尻、豊里、赤間の３小学校の統合小学校校舎を整備するための工事請負費および施設用備品費ほか。

▽高校通学費等助成＝１４２８万円

　高校等に在学している生徒の通学費等の一部を助成するため、１人につき月額７０００円を支給。

▽人材育成・定住促進奨学金＝２４９６万円

　市内に居住する人の子どもが高校や大学等に在学した場合に月額４万円以内の奨学金を貸付、卒業後に市内に居住し市内の企業等に就労した場合に返還金を全額免除、市外の起業等に就労した場合に半額免除。

▽ＩＣＴ活用による学力向上支援＝６１６万円

　ＩＣＴ活用教育のための端末リース料等。

(市町村 2021-02-24付)