道高校長協会と道高校教頭・副校長会　ネットワークづくりを　昇任教頭対象に事前研修

（関係団体 2021-03-29付）

４月から始まる実践に向け士気を高めた

　道高校長協会（廣田定憲会長）、道高校教頭・副校長会（瀧澤共喜会長）は３月中旬、札幌南高校で令和３年度昇任教頭のための事前研修会を開いた。外部講師による教頭の職務内容やメンタルヘルス、教職員の服務に関する説明などを受け、理解を深めるとともに、４月から始まる実践に向けて士気を高めた。

　昇任教頭の着任校における円滑な業務推進に資するとともに、全道規模のネットワークづくりの一助とすることが目的。

　開会式の冒頭、廣田会長があいさつ。一人で抱え込まず、教頭同士のネットワークを広げるよう求めるとともに、「心と身体に十分に留意し、生き生きとした姿をみせてほしい」と述べた。

　続いて、道高校長協会の根上和也副会長が「教頭に望むこと」と題して、学校教育法上にある教頭職の業務内容を解説した。

　自身の経験を踏まえ、教頭業務に当たり、自分自身の心身の健康を大切にすることや、教頭・副校長会を通じたネットワークづくり、ハラスメントをしない・させない職場づくりなどに心がけるよう求め、「学校で活躍することを期待している」とエールを送った。

　また、北翔大学・北翔大学短期大学部の山谷敬三郎学長が「メンタルヘルスについて」、道教委教職員課の伊藤直人課長補佐が「教職員の服務、勤務時間等について」と題してそれぞれポイントを解説した。

　このあと、道高校教頭・副校長会の大谷健介副会長が教頭職の実務に関する内容を説明。研究協議では、テーマ「地域（管内または圏域）・学校別の課題等について」のもと、石狩南高校の小林孝副校長、札幌手稲高校の天野公宏教頭、有朋高校の古屋順一副校長、札幌南高校の伊勢一哉副校長がファシリテーターを務めて、意見交換した。

　なお、同日、道高校長協会が主催する３年度採用校長のための事前研修会も行われた。

(関係団体 2021-03-29付)