日高地区校長会が定期総会開く　新会長に品田校長（日高町富川小）　提言、発信、行動する会へ

（関係団体 2021-03-22付）

全会員４２人が出席

　【浦河発】日高地区校長会は２月下旬、新ひだか町総合町民センターはまなすで定期総会を開いた。「日高管内の教育課題の達成のために、校長の職能向上を図りつつ、積極的に提言、発信、行動する日高地区校長会を実現する」ことを重点目標とした令和３年度活動計画や事業計画を決定。役員改選では、新会長に日高町立富川小学校の品田和輝校長を選出した。

　管内の小学校２７校、中学校１５校から全会員が出席。あいさつに立った神成浩会長は「学校組織の活性化、後継者育成など日高管内独自課題の対応は、高い意識をもって継続していかなければならない。課題解決に向け、取組の充実を後押しするため会の機能を十分に発揮していく」と呼びかけた。本年度退職する７人の校長の功績をたたえ、「後継者育成の取組については、本年度２桁の教頭受検者を輩出することができた。会員と７人の校長の力添えがなくては成し遂げられなかった」と謝意を示した。

　２年度の会務報告、専門部活動報告、会計決算報告、監査報告のあと、議事に入り、会務報告、会計決算を承認。３年度の活動計画、事業計画などを決めた。

　役員改選では、新会長に日高町立富川小の品田校長、新事務局長に平取町立振内小学校の水上義則校長を選出した。

　なお、例年開催していた退職校長の功績をたたえる会は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止。本年度末で退職する浦河町立浦河小学校の久保田慎吾校長、新ひだか町立静内小学校の小泉卓真校長、新ひだか町立三石小学校の野﨑充校長、平取町立平取小学校の大塚智治校長、浦河町立浦河第一中学校の平野秀一校長、新ひだか町立三石中学校の千葉繁校長、平取町立振内中学校の小西昭徳校長に、総会終了後、感謝状と記念品が贈られた。

　活動計画概要と新役員はつぎのとおり。

【活動の重点】

▽新しい生活様式を踏まえた信頼と秩序に基づく学校経営の推進に努める

▽社会に開かれた教育課程の編成・実施・評価・改善に努める

▽教職員の資質・能力の向上と後継者育成に努める

▽校長の研修活動による職能向上と組織体制の強化に努める

【活動内容】

▼新しい生活様式を踏まえた信頼と秩序に基づく学校経営の推進

▽学校経営ビジョンの明確化と実行力ある学校経営の推進

▽主幹教諭、主任等を機能させる校内組織体制の確立

▽法令順守に基づく服務規律の厳正な保持の徹底

▽危機管理体制の確立と予防策・対応策の構築の推進

▽勤務時間の意識の徹底と業務の効率化の推進（働き方改革含む）

▼社会に開かれた教育課程の編成・実施・評価・改善

▽学習指導要領の趣旨・ねらいを実現する教育課程の編成・実施

▽育成を目指す資質・能力を踏まえ、教科等横断的に編成・実施・評価・改善を図るカリキュラム・マネジメントの実現

▽ＩＣＴ機器の活用を図り主体的・対話的で深い学びの実現に向けた研修活動の計画的な推進

▽国旗・国歌の適切な取扱いと実施形態の定着と改善

▼教職員の資質・能力の向上と後継者育成

▽教職員の資質向上を推進するリーダーシップの発揮

▽教職員のライフステージに応じた研修の促進

▽管内教育関係機関・団体等の各種研修事業への支援と連携強化

▽関係機関と連携した後継者の発掘と育成の推進

▼研修活動による職能向上と組織体制の強化

▽地区校長会の研究・研修体制の改善と充実

▽道小・道中研への積極的参加と提言に向けた組織的な取組の推進

▽新学習指導要領の全面実施に対応した研修活動の推進

▽町校長会および会員相互の情報の共有化・連携強化

▽道小・道中および関係機関などとの連携強化

▽教職員の待遇改善にかかわる要望活動の推進

【役員】＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝品田和輝（日高町富川小）

▽副会長＝盛永明寿（新ひだか町静内第三中）、小嶋範彦（えりも町えりも小）

▽事務局長＝水上義則（平取町振内小）

▽事務局次長＝鈴木晋作（新ひだか町高静小）、玉手広昭（えりも町えりも中）

▽会計＝中田実千代（えりも町東洋小）

▽監査＝大橋勝（浦河町浦河第二中）、堀伸司（平取町貫気別小）

(関係団体 2021-03-22付)