北理研が３年度総会開く　新会長に紺野校長（札　幌　市北九条小）　１１月５日に全道大会釧路大会

（関係団体 2021-04-23付）

北理研・紺野新会長

　道小学校理科研究会（＝北理研）は１０日、オンラインで令和３年度総会を開いた。１１月５日に第６８回北海道小学校理科教育研究大会釧路大会、来年１月１２日に第１６回北理研冬季研究大会を開催することなどを盛り込んだ本年度事業計画を決定。役員改選では、新会長に札幌市立北九条小学校の紺野高裕校長を選出した。紺野新会長は、協働的に学びを深め、理科授業の改善などの問題解決に取り組んでいくとした。

　開会に当たり、三木直輝会長があいさつ。コロナ禍における前年度の研究活動にふれ、ウェブ会議システムＺооｍを活用した研究活動の成果として「すべての単元を網羅した実践資料の全道への配信、映像での記録を駆使した札幌支部大会での“生命と地球”領域での授業実践、理科の今日的な課題に挑戦した研究発表グループの研究を行うことができた」と振り返った。

　８年後の全国大会に向けて、「新しい価値を創造する子どもの姿、ＩＣＴ機器を問題解決の道具として使いこなす子どもの姿を問題解決の中で模索し、理科だからこそ育てられるものは何か、それを明らかにして日本の教育における理科教育の役割を問い直していきたい」との考えを示した。

　議事に移り、２年度活動報告、２年度会計決算および監査報告を承認したあと、３年度事業計画について審議。１１月５日に第６８回北理研全道大会釧路大会を道中学校理科教育研究会（＝道中理）と合同で実施するほか、来年１月１２日に、第１６回北理研冬季研究大会を開催することを決めた。開催方法については新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、今後検討していく。

　役員改選では、新会長に北九条小の紺野校長を選出。紺野会長は「コロナ禍で北理研の活動をいかに充実・発展させ、理科の授業改善、研究の深化、子どもの資質・能力の育成につなげていくかが重要」とし、「協働的に学びを深め、各問題解決に取り組んでいきたい」と語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝紺野高裕（札幌市北九条小校長・新）

▽副会長＝田口拓也（札幌市豊平小校長）、品田智巳（札幌市前田北小校長・新）、佐々木正幸（函館市桔梗小校長）、佐藤忍（旭川市豊岡小校長）、佐々木豊（釧路市釧路小校長）、畠山淳（北見市豊地小校長・新）

▽事務局長＝松田諭知（札幌市北白石小校長・新）

▽事務局次長＝田邊芳明（札幌市山鼻南小校長・新）、古川勉（札幌市開成小校長）、松本昌也（札幌市新光小校長・新）、香西尉男（札幌市藻岩小教頭・新）

▽会計監査＝小柳俊夫（札幌市北光小校長）、徳田恭一（札幌市白楊小校長・新）

(関係団体 2021-04-23付)