北社研が本年度総会開く　活動止めない　第一に　役員改選 小池会長再任

（関係団体 2021-04-23付）

本年度研究大会の方向性などを審議した

　道社会科教育研究会（＝北社研）は１７日、ホテルライフォート札幌で本年度総会を開いた。本年度の研究大会について、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期し、開催する方向で活動を進めていくことを確認。役員改選では、小池千秋会長の再任などを決めた。

　開会に当たり、小池会長があいさつ。ことし１月に開催した第１４回社会科教育冬季セミナーについて、「道内の社会科教員や新規採用教員等も参加し、有意義な研修会となった」と振り返った。

　また、令和６年に札幌市で開催される予定の全国中学校社会科教育研究大会にふれ、「オール札幌で開催したい」との考えを表明。その上で、「コロナ禍での研究が本年度も続くが、“できない”ではなく“どうやったらできるか”を考え、“どうにかできる、なんとかできるやり方が必ずある”との思いで本年度の活動を進めていきたい」と決意を示した。

　議事に移り、２年度研究活動報告では、新型コロナウイルス感染症の影響で定期総会や研究大会などを中止としたことを確認。第１４回社会教育冬季セミナーについては、帝国書院ＩＣＴ開発推進室の平野香氏を講師に「新しい教育活動を見据えたデジタルコンテンツの活用」と題した講演を行ったことを振り返った。

　このほか、第７４回道社会科研究大会・第３１回道生活科研究科大会の方向性について、「２年続けての大会中止は、今後の会の活動にとって大きなマイナスになることは明白」とし、感染症対策に万全を期し、開催する方向で活動を進めていくこととした。

　開催に当たっては、「感染状況が現在レベル（札幌市はレベル３）程度と想定し、“活動を止めない”“学びを止めない”を第一理念とする」「感染症拡大防止の観点から、生徒の学校間での移動や生徒と他校教員の接触等を回避、教員の移動も必要最小限とする」「事前に授業を録画編集し、大会当日はその映像に基づいて、討議講評を行うことを計画活動の基本軸とする」など、留意事項を確認した。

　このほか本年度は、月例研究会を計８回開くほか、来年１月１５日にホテルライフォート札幌で第１５回冬季セミナーを開催することとした。

　役員改選では、小池会長の再任などを決定した。

　本年度役員はつぎのとおり。＝全員校長・敬称略＝

▽会長＝小池千秋（札幌市平岡中）

▽副会長＝長堀裕信（札幌市新川中央小・新）、小松田靖（札幌市北陽中）、成田昭人（札幌市北都中）、遠山博雅（札幌市日章中）藤王尚之（札幌市札苗北中・新）、宮越政利（札幌市苗穂小）、岩山明（札幌市西白石小・新）

▽監査＝下山敏晴（札幌市屯田北中・新）、佐藤芳明（札幌市新川中・新）

▽事務局長＝飯間博幸（札幌市篠路西中）

(関係団体 2021-04-23付)