上川管内教頭会が総会研修会開く　新会長に美瑛小・石坂氏　７月２９日旭川で研修会

（関係団体 2021-04-22付）

　【旭川発】上川管内教頭会は１６日、旭川市内の上川教育研修センターで令和３年度総会研修会を開いた。新型コロナウイルス感染症対策のため、出席者を役員と市町村代表者の３８人に制限して開催。役員改選では、新会長に美瑛町立美瑛小学校の石坂剛教頭を選出した。

　開会に当たり、中家俊幸会長があいさつ。「様々な教育課題解決に向けた研修を深めるとともに、持続可能な地域社会を支える人材を育成するため、前年度に中止・延期となった事業をウィズコロナで進めていきたい」とし、会員９２人でスタートする同会の取組の充実に向けて活発な協議を求めた。

　来賓あいさつで上川管内校長会の紺野元樹会長は、学校経営における校長のパートナーとしての教頭の役割の大きさにふれ「校長が最適な判断をするため、アンテナを張り巡らせて正確な情報収集を」と期待。チーム学校の要として教職員との良好な関係づくりに努めるとともに、教頭同士の横のつながりを大切にしながら「自校の子どもたち、教職員のために力を発揮してほしい」と求めた。

　議事では、２年度の会務報告や会計決算報告を承認したあと、３年度の運営方針や各部の事業計画、会計予算などについて審議した。

　目標「共に学び　共に情報を共有し　共に生きる」のもと、スローガン「連携と研修」達成のため、「理想・立志・良友」の“３Ｒ”を合言葉に１年間取り組んでいくことを確認した。

　事業計画では、今後の感染状況を踏まえながら７月２９日に旭川市内で旭川市小中学校教頭会と合同研修会を開催するほか、７月に美瑛町内、１０月と４年１月に旭川市内で学校経営研修会、８月に３地区で各地区別教頭研修会を行うことなどを予定。

　９月１７日から２日間開催される第５４回道公立学校教頭会研究大会帯広大会では、南富良野町と占冠村が提言することを申し合わせた。

　役員改選では、新会長に美瑛小の石坂教頭を選出。石坂新会長は、例年以上に連携を密にし、感染状況に合わせながら本年度は研修機会の確保を重視する考えを表明。「これまで築き上げてきた財産を途絶えることなく継承し、少しでも会員の役に立てるよう努力したい」と抱負を語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝石坂剛（美瑛町美瑛小・新）

▽副会長＝杉本仁（富良野市樹海中・新）、越野崇（東川町東川中）、岸美香（士別市士別小）

▽事務局長＝中村公暢（名寄市名寄東中・新）

(関係団体 2021-04-22付)