石特協が研究協議会・総会開く　新会長に野尻氏（千歳市北陽小）　１０月２０日　教育研究会

（関係団体 2021-05-07付）

石特協・野尻新会長

　石狩管内特別支援学級・通級指導室設置学校長会（＝石特協）は４月２７日、江別市民会館で令和３年度研究協議会・総会を開いた。１０月２０日に北広島市内の石狩教育研修センターで管内特別支援教育研究会を開くなど年間活動計画を決めた。役員改選では、新会長に千歳市立北陽小学校の野尻一裕校長を選任した。

　開会に当たり、赤沼宏樹会長があいさつ。特別支援教育に関して「個々の実態を踏まえた一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導であり、安心して学ぶことができる環境であることを地域や保護者にねばり強く伝えていかねばならない」と述べた。

　来賓あいさつでは、新篠津村教委の荒谷順一郎教育長が日常的な教職員間のコミュニケーションについて、例を交えながら語った。

　研究協議会では、石特協研究部長を務める千歳市立信濃小学校の髙橋真校長が、１０月２８・２９日に富良野市で開催予定の道特協経営研究会上川大会における石狩管内の提言をプレ発表。教職員や特別支援教育コーディネーターの専門性・資質向上にかかわる管内校長の取組などを説明した。

　総会に移り、２年度の業務経過や各部活動等の報告を承認。３年度の活動方針、活動計画、会計予算を審議。活動方針に①教員の特別支援教育に関する専門性の向上に向けた研修活動の充実②コーディネーターを中心とした校内支援委員会等の実効性の向上に向けた取組―の２点を据えた。また、１０月１５～１６日に千歳市内で開かれる道特連全道大会千歳大会の運営支援に取り組むほか、１０月２０日に北広島市内の石狩教育研修センターで管内特別支援教育研究会を開くことなどを決定した。

　役員改選では、新会長に千歳市北陽小の野尻校長を選任。野尻新会長は「校長が特別支援教育について理解を深め、連携していくことが重要になる」とし、協力を求めた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝すべて新任、敬称略＝

▽会長＝野尻一裕（千歳市北陽小）

▽副会長＝小松義幸（江別市江別第二小）、中村伸次（当別町当別中）、佐藤貢（千歳市北進小中）

▽事務局長＝石山雅之（恵庭市恵み野中）

▽事務局次長＝澁谷拓（千歳市千歳第二小）

(関係団体 2021-05-07付)