【令和４年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道小学校家庭科教育連盟　会長　石澤優子

（関係団体 2022-01-12付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。平素より本連盟の活動に対し、温かいご理解とご支援をいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。

　本連盟は、昭和２９年の発足以来、北海道の家庭科教育の充実・発展のため、講演会・研修会や全道研究大会の開催を主な事業として活動を進めてまいりました。

　昨年は、研究大会開催における新たな試みとして、オンラインによる授業配信という方式を取り入れ、第５９回北海道小学校家庭科教育研究大会道南大会を実施いたしました。

　「自らよりよい生活を創り出す子ども～持続可能な社会の実現に目を向け、よりよい生活を創り出そうとする子どもの育成」を大会主題として構築し実践した研究の成果については、１月１５日の冬季研修会の場で確認する計画です。

　コロナ禍の影響によって社会情勢が大きく変わり、家庭生活の多様化や消費生活の変化など、子どもたちを取り巻く環境についての問題が指摘されている中、その急激な変化に対応できる力が求められています。

　こんなときこそ一人ひとりが自立し、家族や地域の人々と共に支え合う生活を創造することが重要であり、生活の自立の基礎を身に付ける小学校家庭科教育の果たす役割は大きいと考えます。

　生涯にわたって、健康で豊かな生活を送るための「生きる力」を育む根幹をなす家庭科教育の役割をしっかり見据え、活動を進めてまいります。

　ことしは１０月２１日に札幌市立新札幌わかば小学校において、第６０回北海道小学校家庭科教育研究大会札幌大会を開催する予定です。家庭科の学習を通して生活を見つめ直し、自らの生活を自らの力で創ることができる子どもの育成を目指し研鑚してまいります。

　今後とも、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

▼新年度の事業計画

▽冬季研修会・役員会

・期日＝１月１５日（土）

▽夏季研修会・役員会・総会　　　　　　　

・期日＝７月１６日（土）

▽第６０回北海道小学校家庭科教育研究大会札幌大会

・期日＝１０月２１日（金）

▼事務局＝札幌市立新札幌わかば小学校（事務局長・栃尾美加子校長）

(関係団体 2022-01-12付)