【令和４年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道特別支援学級教育研究連盟理事長　荻澤吐夢

（関係団体 2022-01-12付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。また、皆様には平素より本連盟の活動に対し、ご理解とご支援を賜り心よりお礼申し上げます。

　本連盟は昭和２７年の創立以来６９年間、特別支援学級に学ぶ児童生徒の能力や可能性を最大限に伸ばし、共生社会にたくましく参画できることを願い、特別支援学級教育の研究を進めています。

　また、共生社会を実現するため、インクルーシブ教育システムを支える特別支援学級の役割をより確かにすることを目指しています。

　本連盟が毎年実施しております全道大会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、全道各地区から会同しての研究大会とはせず、令和３年度は大会ホームページを開設し、ウェブにて第６９回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会石狩・千歳大会を１０月から１２月の約３か月間開催いたしました。

　本大会は研究主題「未来をたくましく生きる力の育成」のもと、新学習指導要領の趣旨を押さえた授業づくりと特別支援教育の諸課題について研鑚を深めました。指導案による授業実践と、全道各地からいただいた提言をもとに課題別の４分科会で特別支援学級教育の課題について交流を行い、実りある大会となりました。

　ウェブ上による初の試みではございましたが、大会地のご尽力によって、全道の多くの皆様の参加が得られたことに感謝いたします。

　これからも、特別支援学級を担当する教諭の資質の向上を図るために新学習指導要領の理念を体現する研究を進め、全道特別支援学級の教育のより一層の充実に努めていく所存です。

　本年開催予定の第７０回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会上川大会でお会いできることを心より願っております。

　今後とも、本連盟へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

▼新年度の事業計画

▽新年度総会　

・期日＝２月２６日（土）

▽第６９回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会石狩・千歳大会『研究集録』（３月発行）

▽第７０回北海道特別支援学級教育研究連盟全道大会（上川大会）

・期日＝４年秋

▽大会研究集録発行＝５年３月

▼事務局＝札幌市立芸術の森小学校（事務局次長・木村裕昭教諭）

(関係団体 2022-01-12付)