上士幌町４年度予算案　新規に教育支援員配置　中学校の教務用端末更新

（市町村 2022-03-09付）

　【帯広発】上士幌町は２月２８日、４年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比３・５％増の８６億６０２９万円。教育費には２・８％増の９億４４８０万円を計上した。

　新規事業をみると、教育支援員設置に１０５３万円を措置。学校生活を営む上で支援を必要とする障がいのある児童生徒、学習や生活上で不安を持つ児童生徒を支援するために教育支援員を配置する。

　また、学校ＩＣＴ環境整備に６９７万円を計上し、中学校教務用端末を更新する。オンラインでの会議や研修に対応し、教職員の職場環境の改善を図る。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽教育専門指導員設置＝５３５万円

▽異文化交流推進＝１１１９万円―認定こども園における国際理解と異文化交流等を推進するため、国際交流推進員を配置

▽小学校・学校空調設備設置（新規）＝４００２万円

▽小学校図書館図書整備＝２７万円

▽小学校教育充実＝５１４９万円―少人数学級教諭、学校教育推進支援教員、専科担当教諭、ＩＣＴ推進担当教諭の配置のほか、大学との授業研究連携を行う

▽教育支援員設置（新規）＝１０５３万円

▽学校ＩＣＴ環境整備＝６９７万円

▽中学校・学校空調設備設置（新規）＝１４５０万円

▽中学校図書館図書整備＝９５万円

▽中学校教育充実＝１８３４万円―特別支援教育担当教諭、学校教育推進支援教員を配置

▽芸術鑑賞会＝２２１万円

▽子どもの夢・未来応援＝１１６万円―子どもたちの夢を育むため、幅広い分野から講師を招き、優れた技術や考え方に触れる機会を提供

▽コミュニティ・スクール＝１２３１万円―４年度から認定こども園と小・中学校の学校運営協議会を統合し、縦のつながりをより意識したコミュニティ・スクールを推進する

▽かみしほろ学園推進＝８７４万円―かみしほろ学園構想に基づき、幼保小中高の一貫性を確立し、課題活動や体験活動の充実などを進める

▽生涯学習フェスティバル開催＝５８６万円

▽青少年のびのび育成＝１１７万円

▽スポーツ教室および講習会経費＝１９４万円

▽体育施設維持管理経費＝２２７３万円

▽スキー普及対策＝１０８万円―町内小中学生にリフトシーズンパスポートを無料配布するほか、小学生対象のスキー教室を開催

(市町村 2022-03-09付)