釧路町４年度予算案　別保小に学習支援員　低学年対象　退職教員ら活用

（市町村 2022-03-09付）

　【釧路発】釧路町は２月下旬、４年度予算案を発表した。一般会計総額は前年度当初比１３・２％増の１０１億９００万円。このうち教育費は１９・８％増の８億３８７０万円となった。

　別保小学校の増改築工事に１億８６００万円を措置した。また、基礎学習のさらなる向上を図るため別保小低学年を対象に学習支援員を配置することとし、事業費４００万円を積み上げた。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽コミュニティセンターLED化改修＝１００万円

▽子ども家庭総合支援拠点＝５００万円―子どもとその家庭・妊産婦等の実態把握や専門的な相談対応など、継続的なソーシャルワーク業務を担う子ども総合支援拠点を整備する

▽子どもの予防接種（骨髄移植等小児患者ワクチン再接種費用助成）＝４８００万円―子どもの定期予防接種と合わせ、接種後に骨髄移植などの影響で予防効果が期待できないと判断された２０歳未満の町民に対し、経済負担を軽減し感染予防のためのワクチン再接種費用の助成を新たに行う

▽就学援助＝２１００万円―オンライン通信費を追加支給

▽デジタル教科書普及啓発＝３００万円―小学校５・６年生用と中学校全学年生徒用のデジタル教科書を導入するほか、指導者の効率的な活用を促すための指導者用デジタル教科書を導入することで、児童生徒への学ぶ環境の充実を図る

▽小学生低学年学習支援員配置＝４００万円―遠矢小、富原小に加え別保小低学年を対象に、退職教員等を活用した学習支援員を配置。少人数指導や補修等を行い基礎学習の向上を図る

▽ふるさと教育総合＝８００万円―ふるさと教育のさらなる推進のため、ふるさとの未来を創造する「釧路町大好きっ子」育成に向け、体験活動や考える機会の拡充を図る

▽健やか給食推進＝６００万円

▽別保小増改築＝１億８６００万円

(市町村 2022-03-09付)