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森町４年度教育行政執行方針　部活動の地域移行検討　森高でＩＴ人材育成ＰＧ等
（市町村 2022-03-11付）

森町・増川正志教育長

　【函館発】森町教委の増川正志教育長は３日の町議会第１回定例会で４年度教育行政執行方針を説明した。森高校の魅力化に向け、１人１台端末の実現に向けた環境整備やＩＴ人材育成プログラムの導入などの支援に努める方針を示した。また、幼小の円滑な接続に向けた取組を強化するほか、部活動の地域移行の検討を進めていくとした。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

▼学び続ける力を育む教育の推進

　幼児教育との円滑な接続を基盤に、算数・数学の授業改善を軸にした学力向上と学習・生活規律の確立を両輪とした小中一貫教育を推し進め、子どもたちの学び続ける力を系統的に育んでいく。

　１人１台端末を活用し、ＩＣＴや算数・数学、外国語のデジタル教科書が持つ新たな可能性を生かしながら、個別最適な学びと協働的な学びを一体的に充実させた主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を町指導主事、道教委、教対協学校教育部と連携して進めていく。

　特別支援に関する専門性の研修の推進、早期からの教育相談や特別支援教育支援員の効果的な配置など支援体制の整備に努めていく。

▼豊かな心と健やかな体の育成

　いじめの未然防止や早期発見・早期解消に向けて、道徳科での系統的な指導や丁寧な教育相談、いじめ調査を活用した日常観察やネットパトロールを通して、子どものＳＯＳを見逃さない体制を強化していく。

　不登校児童生徒への対応については、幼保・小・中学校の連携を一層強化するとともに、学校と家庭、関係機関との連携を進め、教育相談やスクールカウンセラー、ＩＣＴを活用した学びの保障など個々に応じた支援を進めていく。

　子どもたちの体力向上に向けて、新体力テストの全学年実施に取り組むとともに、学校の実態に応じた取組や体育エキスパート教員を活用した体育授業の改善を進めていく。

　給食費の収納対策については、コンビニ収納を導入し納付しやすい環境を整備するとともに、納付意識の向上啓発や口座振替の促進、納付相談や戸別訪問等の取組を継続し、現年度分の収納率向上と滞納繰越分の圧縮を図っていく。

▼信頼される学校づくり

　校務支援システムの導入や学習指導員、スクールサポートスタッフを適宜配置し、校務分掌や教育活動を見直しながら、子どもと向き合い本来担うべき業務に専念できる環境整備に努め、細やかで質の高い学校教育を進めていく。