東神楽町４年度予算案　デジタル副読本作成　保育業務管理システム導入

（市町村 2022-03-15付）

　【旭川発】東神楽町は２月下旬、４年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比８・３％減の８１億８０００万円。うち教育費は２７・３％減の４億７９５４万円となった。大幅な減額は八千代地区公民館整備が前年度で完了したため。

　新規事業をみると、ＧＩＧＡスクール構想に対応するため社会科デジタル副読本を作成し、子どもたちの地域への興味・関心を高めていく。また、保育業務に使用する業務管理システムを中央保育園に導入する。

　継続事業では、国際交流推進に７５４万円を計上。台湾との派遣交流や国際交流員設置などを行う。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼保育環境の整備

▽中央保育園外構工事＝１４６４万円

▽保育業務管理システムの導入（新規）＝３８万円

▽「第三の場所」事業＝２３７１万円―課題を抱える子どもたちの居場所を提供し、生活・学習習慣を支援し自立する力を育む。町内２拠点

▽認定こども園の設置―５年度の東神楽幼稚園と中央保育園における幼保連携型の認定こども園に移行

▽保育士の処遇改善（新規）―報酬額の増や住宅支援

▼教職員の働き方改革の推進

▽共同学校連携事務室の設置＝１２１万円―教職員の負担軽減を図りながら児童生徒と向き合う時間をより確保する

▼教育環境の整備

▽学校給食における地産地消の推進＝５４万円

▽小学校新１年生への通学カバンの贈呈＝１５７万円

▽小学校社会科デジタル副読本制作（新規）＝１８９万円

▼特色ある教育事業の推進

▽少年交流事業「ながしまサマースクール」の実施＝４４７万円

▽国際交流の推進＝７５４万円―青少年台湾派遣交流の実施、国際交流員の設置など

▼健康食育の推進

▽ＩＣＴ技術を活用した総合健康食育タウン＝７４６万円―健康情報の見える化、健康ポイントの付与、健康メニュー開発、子ども向けイベント、官民連携推進など

▼複合施設整備事業の推進

▽文化ホール、社会教育施設の建設、既存庁舎の改修＝１２億６１９８万円

▼トレーニングセンター改修

▽トレーニングセンター実施設計＝４７０万円

▼ひがしかぐら森林公園リニューアル

▽水の遊び場ゾーン整備、森のヴィレッジゾーンの実施設計＝６６５９万円

(市町村 2022-03-15付)