道教委　「まん延防止」後の感染症対策　部活　合宿中止など継続

（道・道教委 2022-03-23付）

　道教委は、１８日付で通知「学校における新型コロナウイルス感染症対策について」を各教育局長・道立学校長・札幌市を除く市町村教委教育長などに発出した。２１日のまん延防止等重点措置の終了に伴い、集団での活動など感染リスクの高い学習活動を「行わない」から「実施を慎重に検討」へと緩和。部活動は当面の間、他校との練習試合や合宿等の中止を継続する。

　道内の新規感染者数は減少傾向にあるものの、１週間の児童生徒の新規感染者数は依然として２０００人を上回り、全道の新規感染者数に占める児童生徒の割合は２割で推移。学級閉鎖等の臨時休業の措置を講じている学校数も依然として多い状況となっている。

　通知では「学年末・学年始め休業中の感染症対策の徹底や全教職員による感染症対策の校内体制の確立」など７点の留意事項を周知。学校の事業継続に支障を来す場合に備え、国の事業を活用して抗原定性検査キットによる検査体制の整備を求めた。

　合わせて、感染症対策を踏まえた教育活動等の留意事項を改訂。集団で行う活動など感染症対策を講じてもなお感染リスクの高い学習活動に関してはこれまで「行わない」としていたが「実施を慎重に検討」に変更した。学級・学年をまたぐ部活動はこれまでと同様、学校独自に行う他校との練習試合や合宿等を中止する。

　国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針変更に伴う今後の臨時休業の対応等についてはあらためて通知する。

(道・道教委 2022-03-23付)