６月に北日本図書館大会道大会　縄文遺産からＩCＴへ　世界遺産の意義図書館で

（関係団体 2022-04-22付）

　北日本図書館連盟、道教委、道図書館連絡会議は６月８日からオンラインで第７３回北日本図書館大会北海道大会・第６２回北海道図書館大会を開催する。テーマは「縄文遺産からＩCＴへ～図書館がつなぐ時代、場所、人」。

　新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、ウェブ上の動画配信で開催。北海道・北東北の縄文遺跡群の世界文化遺産登録を受け、歴史や文化、地域資源を生かした図書館活動の幅広い可能性を考える。

　東北芸術工科大准教授の青野友哉氏が「“ライブラリー・ダイバー”～世界遺産『縄文』の意義を図書館で探す」と題し基調講演。

　縄文ＤＯＨＮＡＮプロジェクト代表の山田かおり氏が「世界の宝『縄文（ＪＯＭＯＮ）』を通じた函館の地域活動」と題し情報提供。さらに室蘭市図書館（３年１２月開館）と古平町図書館（４年５月開館予定）が新館紹介を行う。

　分科会は５つ。テーマは第１分科会が「社会に開かれたコレクションの系譜～北大附属図書館北方資料」（講師・谷本晃久北大教授）、第２分科会が「絵本が紡ぐフォークロア～現代絵本に描かれてきたもの」（講師・水野有子帯広大谷短大附属図書館司書、絵本専門士）、第３分科会が「『地域』にとって公共図書館はどのような存在か」（講師・荒井宏明道ブックシェアリング代表理事）、第４分科会が「ネット文化資源の読み方・作り方」（講師・岡田一祐北海学園大講師）、第５分科会が「図書館が伝える地域の歴史～アイヌ文化を伝える」（事例発表・道立図書館北方資料サービス課、恵庭市立図書館、白老町立図書館、平取町立図書館）。

　オンライン開催（オンデマンド動画配信、一部ライブ配信）で、公開期間は６月８日午前１０時から７月１５日午後４時まで。図書館関係者を対象としているが誰でも参加可能。参加料１０００円。申し込みは大会ホームページ（道立図書館ホームページにリンクあり）から。受付は５月２５日まで。

(関係団体 2022-04-22付)