檜山教頭会が総会・研修会　子と向き合う環境構築　再任の越前会長　決意新た

（関係団体 2022-04-26付）

会員２７人が参加

　【函館発】檜山教頭会は２２日、江差町文化会館で４年度総会・研修会を開いた。活動計画では、７月の全国公立学校教頭会岩手大会で２年間の研究成果を提言発表することなどを確認した。役員改選では、上ノ国町立上ノ国小学校教頭の越前秀一会長を再任。越前会長は「教頭として教職員が安心・安全に子どもと向き合える環境づくりに努めていこう」と決意を新たにした。

　開会に当たり越前会長があいさつ。会則「管内学校教育の振興とあわせて、会員相互の研修による向上と親睦を図る」について①資質・能力の向上②組織としての研修③強固な連携と親睦―の３つの視点を示した上で「働き方改革の推進や教頭のなり手不足解消など、多くの課題を実現させるためには、コロナ禍の学校を支える教職員が安心・安全に子どもと向き合える環境の構築が不可欠。心理的安全性を育む教頭集団として、目指していこう」と呼びかけた。

　来賓祝辞では檜山教育局の近藤史郎局長と、檜山校長会の福井順一会長の代理出席として谷口光伸副会長、坂井顕也義務教育指導監が登壇。うち谷口副会長は働き方改革や管理職の後継者育成について触れ「教職員が一丸となって学校運営を進めるためには、教頭の行動力が要となる。子どもたちの未来を担う覚悟を持って学校運営を進めてほしい」と今後の発展に期待を寄せた。

　坂井義務教育指導監が学校経営指導訪問の重点・変更点や管内教育推進の重点などを説明したあと、前年度の会務、決算、監査報告を実施した。

　議事では、本年度の活動方針と事業計画案を審議。事業計画では、７月２７日から３日間の日程で開かれる第６４回全公教岩手大会の第５分科会で提言発表を行うことを確認した。

　役員改選では、越前会長を再任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝越前秀一（上ノ国町上ノ国小）

▽副会長＝間宮真一（せたな町北檜山小）

▽事務局長＝桜庭一宏（せたな町北檜山中）―新

▽事務局次長＝田中努（乙部町乙部中）―新

(関係団体 2022-04-26付)