石狩小・中女性管理職会が総会等　会長に竹島校長（江別対雁小）　新たにメンター制度導入

（関係団体 2022-05-11付）

竹島新会長

　石狩管内公立小・中学校女性管理職会は４月２８日、北広島市芸術文化センターで本年度春季研修会ならびに総会を開催した。本年度活動計画を決定したほか、新たに会員個々の職能向上などを目的としたメンター制度の導入を確認。オンライン等を活用し、定期的な交流を図るとした。役員改選では、新会長に江別市立対雁小学校の竹島美智代校長を選出。竹島新会長は「互いに尊重し合い、愛情を持って管理職として管内や全道のために尽くしたい」と述べた。

　研修会・総会には、会員２２人が出席した。

　冒頭、竹島会長代行があいさつ。新たに校長採用となった会員を祝うとともに、教頭昇任した新会員を歓迎する一方で、女性管理職の登用促進が課題となっていることを確認。「私たちが活動する姿を見せることが、若い先生へのメッセージになる」と述べ、会員同士のつながりを密にしながら職能向上に努めることを呼びかけた。

　来賓あいさつでは、管内小中学校長会の鹿野秀一会長、管内小中学校教頭会の澤口敏之会長が登壇した。

　鹿野会長は、管理職に求められることとして①個々の力量の向上②女性の視点を生かした課題解決③ジェンダー平等社会構築に向けたリーダーシップ―の３点を挙げ、職能集団としての一層の研鑚とともに「誰もが活躍できる社会になるよう、女性管理職会を含めて“石狩は一つ”のもと、頑張っていきたい」と述べた。

　澤口会長は「ミドルリーダー育成に向けて、幅広い視野が必要」と強調。教頭会として「女性管理職会と協働して、管内教育の発展に力を尽くしていきたい」と述べた。

　議事では、３年度活動報告を承認したあと、４年度活動計画などを審議。活動計画では、８月７日の第４８回道公立小・中・特別支援学校女性管理職会研究大会上川大会への参加、１１月の秋季研修会、来年２月の冬季研修会の開催などを決めた。

　また、本年度新たにメンター制度導入を確認。研修会に加えて、日常的に課題解決等に必要な情報交流や指導助言を行う体制を整え、会員個々の職能向上および会全体のつながり意識を高めるもの。具体的には、校長、教頭各グループを設け、オンライン等を活用し年２～４回程度の定期的な交流を図る。

　役員改選では、新会長に竹島氏を選出。竹島新会長は、コロナ禍にあった２年を経て、会員の入れ替わりが進んだ現状を示し「互いに尊重し合い、愛情を持って管理職として管内や全道のために尽くしたい」と述べた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝竹島美智代（江別市対雁小校長）―新

▽副会長＝加藤紀子（江別市中央小校長）―新、吉田かおり（千歳市日の出小校長）―新

▽事務局長＝設楽真奈美（石狩市緑苑台小校長）

▽事務局次長＝佐々木めぐみ（北広島市東部小教頭）

▽監査＝安部由里香（千歳市泉沢小校長）―新、田中美由紀（北広島市大曲東小教頭）―新

(関係団体 2022-05-11付)