愛別町５年度予算案　教育費５・７％増、２・６億　スクールランチを継続

（市町村 2023-03-08付）

　【旭川発】愛別町は３日、５年度予算案を発表した。一般会計は４年度当初比で微増の３２億４１００万円で、このうち教育費は５・７％増の２億６０２５万円となった。

　主な事業をみると、愛別小学校と愛別中学校に１人ずつ英語指導助手を配置するほか、児童の英検受検料助成や中学生対象のチャレンジゼミなどを予定。このほか、昨年４月に始まった民間企業が昼食を届けるスクールランチ事業を継続する。

　特別会計などを合わせた全会計の総額は４・２％増の５０億１７８８万円余りとなっている。

　間もなく任期の折り返しを迎える矢部福二郎町長は記者会見で「任期中に計画を組んで進められることは進めていきたい。住民が必要とする事業はちゅうちょなく実行していく」と意気込みを示した。

　学校教育関係の主な事業はつぎのとおり。

▽地域ぐるみの学校安全体制整備推進＝９万円―スクールガードリーダーによる巡回

▽小中一貫教育調査研究＝３１万円

▽教育ＩＣＴ推進・小学校＝１６９万円

▽教育ＩＣＴ推進・中学校＝１０２万円

▽教具整備・小学校＝２９万円

▽教具整備・中学校＝２８万円

▽英語指導助手配置＝９７２万円―小・中各１人

▽特別支援教育支援員配置・小学校＝８７４万円

▽特別支援教育支援員配置・中学校＝３４４万円

▽小学校特別教育活動支援＝９３万円

▽中学校特別教育活動支援＝９３万円

▽児童学力向上＝２万円―英検検定料助成

▽生徒学力向上＝４０万円―チャレンジゼミ開催

▽教職員の指導力向上＝１１万円

▽不登校児童生徒受入機関共同設置＝１４万円―旭川市適応指導教室への運営負担

▽コミュニティ・スクール＝１３万円

▽小学校スクールランチ実施＝１４９８万円

▽中学校スクールランチ実施＝８４９万円

▽高等養護学校教育振興＝１０８万円

(市町村 2023-03-08付)