企業連携の職場体験など普及　好事例発信　実践校募集　地域連携の教育活動充実へ

（道議会 2023-07-04付）

　道教委の倉本博史教育長は６月３０日の２定道議会一般質問で、道立特別支援学校におけるコミュニティ・スクール（ＣＳ）の効果的な事例をまとめ、広く発信する考えを示した。現在地域と連携・協働する活動を積極的に展開する実践校を募集しており、取組の成果を特別支援教育センターホームページに掲載する。

　道教委は学校と地域住民が目標・ビジョンを共有して学校運営に取り組むＣＳの設置を推進しており、道立特別支援学校ではことし４月をもって全校での導入が完了した。

　道教委は、地域資源を活用した多様な教育活動の充実を図るため本年度から「道特別支援学校地域連携・協働推進事業」をスタート。道立特別支援学校から実践校を募り、地域連携による教育活動の工夫点などを他の学校に周知する考え。

　倉本教育長は「高等支援学校の生徒が経験を広げて積極的な態度を養い、社会性豊かな人間性を育むには、地域の関係機関と連携・協働しながら生活に根差した実践的な教育の充実を図ることが重要」との考えを表明。「本年度から複数の学校を指定した上で効果的な事例や成果、工夫した点を取りまとめ、地域資源を活用した多様な教育活動が多くの学校で実施されるよう取り組んでいく」と答弁した。

　水間健太議員（自民党・道民会議）の質問に対する答弁。

(道議会 2023-07-04付)