元アナウンサー・松永氏招き　子どもたちに元気届け　札幌豊成支援　紙芝居

（札幌市 2023-12-22付）

　市立札幌豊成支援学校（益満等之校長）は１４日、同校で「松永さんの紙芝居」を開催した。小学部と中学部から１０人が参加。元ＨＢＣアナウンサーの松永俊之氏が来校し、紙芝居を披露した。本年度で２８年目。

　紙芝居を楽しみ、豊かな情操を養うことと松永氏との交流を通して、人と関わる楽しさを感じることを目的に行っている。

　松永氏は、元ＨＢＣアナウンサーで、現在はフリーで活動している。３０歳の頃、足に障がいをもったことをきっかけに、ボランティア活動や福祉、医療、教育など多岐にわたる講演を実施。講演を行った際に同校と出会い、紙芝居を行うこととなった。毎年ボランティアで行っている。

　紙芝居では「ながぐつをはいたねこ」「おひさまときたかぜ」を披露。登場人物ごとに個性豊かに表現した。

　代表生徒は「松永さんのすてきな声で紙芝居を聞いて、とても元気な気持ちになった。大男や動物、北風の声に驚いて、ドキドキしながら聞いていた」と話し、事前に全ての児童生徒で制作していた記念品を手渡した。

　益満校長は「優しく、紙芝居に適した声。生徒も聞きやすいと思うし、毎年感謝している」と話した。

(札幌市 2023-12-22付)