２保育所統合し７年度供用開始　ＡＩドリル　電子黒板を導入　森町　６年度予算案

（市町村 2024-03-01付）

　【函館発】森町は２月２８日、新年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比５・８％減の１１９億６８１１万円。うち教育費は２７・６％増の１３億６８６４万円で、本年度から鷲ノ木小学校の校舎改修工事が本格化するため、大幅な増額となった。

　新規事業では、ＩＣＴ活用教育推進事業に着手。町内小・中学校にＡＩドリルと電子黒板を導入し、授業のデジタル化を促進する。

　町立森保育所と新川保育所を統合する工事費等に６億３６８万円を計上。７年度に供用を開始する予定。

　主な教育関連事業はつぎのとおり。

▽上台地区教員住宅解体撤去工事＝３３００万円

▽森高校振興会事業＝４９０万円

▽ＩＣＴ活用教育推進事業（新規）＝３１５１万円―ＡＩドリル、指導用デジタル教科書、電子黒板６２台を導入

▽鷲ノ木小校舎等改修工事（新規）＝４億４０００万円

▽砂原中体育館改修工事（新規）＝６５００万円

▽文化活動事業補助金＝３０万円

▽史跡鷲ノ木遺跡整備事業（新規）＝２７５２万円

▽鷲ノ木史跡公園四阿解体工事（新規）＝５６万円

▽町民プール循環配管工事＝６００万円

▼総務費

▽大学連携による若者定着促進事業（新規）＝２０９万円―町における若者の定着や定住の推進に向け、インターンシップ受け入れ連携大学（道教育大函館校、武蔵野美術大）のインターンシップを受け入れる

▼民生費

▽保育所整備工事および施工監理業務委託＝６億３６８万円（新規）―老朽化している森保育所および新川保育所を統合し新たな保育所を整備する

(市町村 2024-03-01付)