東川町　６年度予算案　デジタルドリルを導入　東川中校舎等長寿命化へ

（市町村 2024-03-11付）

　【旭川発】東川町は５日、６年度予算案を発表した。一般会計は前年度肉付け補正後と比較して２２・７％増の１６６億３６００万円。うち教育費は４５・１％増の１２億２５４万円となった。

　主な新規事業として、東川中学校校舎等長寿命化改良事業に１７６０万円、デジタル活用教育環境等充実事業に１７６４万円を措置。長寿命化改良の設計を行うほか、児童生徒の端末で使えるデジタルドリル等を新たに導入する。

　また、継続事業では、幼児センター大規模改修に３億円、町内の全小・中学校の給食費無償化等に１億４９５万円を計上した。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり。

▽東川中校舎等長寿命化改良（新規）＝１７６０万円

▽デジタル活用教育環境等充実（新規）＝１７６４万円―学習者用端末で使用できるデジタルドリルを新たに導入するほか、学習支援教材やデジタル教科書のさらなる活用を図る

▽幼児センター大規模改修＝３億円

▽小学校維持管理＝５００万円―東川第三小に遊具設置

▽外国人留学生支援＝５億８２９２万円

▽日本語学校運営＝５１２０万円

▽複合交流施設せんとぴゅあ管理運営・文化振興＝６０１５万円

▽重層的支援体制整備＝２０７９万円―障がいや年齢などといった属性・世代を問わず、悩み事などを相談できる実施体制の構築を行う

▽子ども医療費給付＝５１４３万円

▽外国青年招致＝４２８９万円―英語指導助手（ＡＬＴ）の活躍を通じ、児童生徒・園児が外国語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育てるとともに、外国語による実践的コミュニケーション能力を養う

▽第三の居場所整備＝２２２２万円―子どもたちが安心して過ごせる環境で、自己肯定感、人や社会と関わる力、生活習慣、学習習慣など、将来の自立に向けて生き抜く力を育む「第三の居場所」を設置する

▽社会体育管理事務＝２５８９万円―スポーツ国際交流員（ＳＥＡ）を招き、クロスカントリースキーとサッカーを中心としたスポーツの指導等を行う

▽幼児教育振興＝２４６３万円―乳児・幼児等の保育施設を設置する

(市町村 2024-03-11付)