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新篠津中、新篠津小が快挙　授業改革やふるさと教育たたえ　道、管内表彰Ｗ受賞
（市町村 2024-03-12付）

新篠津中

　５年度道教育実践表彰を受賞した新篠津村立新篠津中学校（寺嶋裕介校長）への表彰状伝達式、石狩管内教育実践奨励表彰を受賞した新篠津小学校（田中亮一校長）の表彰式が７日、両校で執り行われた。石狩教育局の田中賢一局長が両校の校長に表彰状を手渡し、授業改革の推進やふるさと教育の充実に資する取組をたたえた。新篠津村教委の荒谷順一郎教育長は、小・中学校のダブル受賞の快挙を喜び「村教委としても、今後も両校の実践を全面的に支えたい」と話した。

　新篠津中は、ＩＣＴ機器を教育活動に積極的に導入するなど、生徒が自主的・自発的に授業に取り組めるよう授業改革を推進。また、３年生総合的な学習の時間では、生徒が村議会に施策を提言する「政策提案会」を実施し、生徒が地域の課題や将来について考える機会を設けるなど、地域総がかりによるふるさと教育の充実が高い評価を受けた。

　一方、新篠津小は、地域における体験活動を教育課程に効果的に位置付け、児童一人ひとりが地域の良さを実感できる教育活動を推進。新篠津中との小中一貫教育における目指す子ども像の育成に向けて、９年間を見通した教育課程の編成、実施、評価、改善を進め、ふるさと教育の充実を図ったことが高く評価された。

　この日、石狩局の田中局長が両校を訪れ、寺嶋校長、田中校長に表彰状を手渡した。田中局長は「知・徳・体のバランスの取れた教育は、教職員をはじめ村民や村教委の努力のたまもの」と両校の優れた実践をたたえ、教育活動のさらなる充実を期待した。

　寺嶋校長は「前年度の管内表彰に満足することなく、教職員が努力した成果が認められた」、田中校長は「（ふるさと教育は）教育課程を作り上げた教職員はもちろん、村のヒト、モノ、環境なくしては成り立たない」などと話し、村民や村教委による充実したサポートに謝辞を述べた上で、今後のさらなる研鑚を誓った。

　荒谷教育長は、両校の受賞を喜びながら「大変光栄。受賞を励みに、今後も愚直により良い教育活動を展開してほしい」と述べ、村教委として今後も全面的にサポートする決意を示した。