課題校を学校訪問　動画資料を提供へ　端末活用の格差是正

（道議会 2024-04-11付）

　９日の道議会文教委員会では、１人１台端末の活用が取り上げられた。

　国の調査によると、札幌市を除く道内小・中学校において、ほぼ毎日学習用端末を授業で活用する小学校の割合は８０％、中学校は７５％で全国平均を上回っているものの、市町村によって利活用の状況に差が生じている状況にある。

　山口利之ＩＣＴ教育推進局長は、道内各地で端末の効果的な活用が進む一方、教材の提示やプリント配信にとどまる学校もあるとし、全ての学校で効果的な活用が図られるよう改善する必要があるとした。

　山本純史学校教育監は、引き続きＩＣＴ活用ポータルサイトや教員研修の充実を図るとともに、国のリーディングスクール事業における実践事例や成果を全道の学校に普及すると答弁。今後ＩＣＴの活用に課題が見られる市町村・学校に指導主事による学校訪問での指導助言や校内研修等で活用できる動画資料の提供を行う考えを示し「全ての学校で教員のＩＣＴ活用指導力の向上や授業改善の推進が図られるよう取り組んでいく」と答弁した。

　水口委員の質問に答えた。

(道議会 2024-04-11付)