開校式　新たな歴史幕開け　子が地域の創り手に　義務教育学校の名寄智恵文小中

（学校 2024-04-24付）

校旗を受け取る西岡校長（左）

　【旭川発】旧智恵文小学校と旧智恵文中学校を統合した名寄市立智恵文小中学校（西岡裕英校長）の開校式が４月上旬、同校で執り行われた。新１年生を含めた全校児童生徒２２人をはじめ、来賓として上川教育局の今村隆之局長や名寄市教委の岸小夜子教育長らが出席。西岡校長は「閉校した小学校１２０年、中学校７７年の歴史・伝統を重んじながら、子どもたちが新たな智恵文の創り手となるよう努めていく」と意気込んだ。

　智恵文小中は、昨年閉校した旧智恵文小と旧智恵文中の統合によって誕生。市は平成３０年度から小中一貫教育を進めていたが、旧智恵文小校舎の老朽化を機に、旧智恵文中校舎を改築し、施設一体型の義務教育学校を開校した。

　式では、名寄市教委の岸教育長が開校宣言したあと、加藤剛士名寄市長が式辞。児童生徒に向けて「新しい歴史を創り、これから続く後輩たちの手本となることを信じている」と期待した。

　続いて、加藤市長が西岡校長に校旗を授与。受け取った西岡校長は「閉校した小学校１２０年、中学校７７年の歴史・伝統を重んじながら、ここで学ぶ子どもたちが新たな智恵文の創り手となり、幸せを生み出すことができるよう教育活動に努めていく」と決意を示した。

　来賓を代表して今村局長が祝辞。児童生徒に対し「進んで学び、思いやりを持ち、粘り強く心身を鍛え、充実した９年間の学校生活を過ごしてほしい」と呼びかけた。

　開校式のあと、新入生の入学式を行い、閉会した。

(学校 2024-04-24付)