岩農高と空知建協が連携授業協定　校内全域点群測量へ　ビッグデータ活用を検討

（関係団体 2024-05-08付）

岩農・空知建協・連携授業協定

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（野村博之校長）と空知建設業協会は４月２６日、農業土木工学科の授業支援に関する連携授業協定を交わした。同校で執り行われた締結式には野村校長や農業土木工学科１・２年生代表の８人らが出席。本年度は校内全域点群測量を実施し、ビッグデータの活用を検討している。

　連携授業は、国土交通省が進めるｉ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎに関わるＩＣＴ技術の活用について、最先端技術・機器を有する建設団体の指導・協力のもと、生徒が研究に主体的に取り組み、農業・土木を深く学ぶことが目的。令和元年度から毎年協定を交わしている。

　今回、締結式のほか、同科１年生３６人に校名・氏名入りヘルメットの贈呈を行った。

　協定締結式では、野村校長と空知建協の砂子邦弘会長が協定書に署名。砂子会長は「高校生の頃からＩＣＴ技術に触れ、知識・経験を積むことで将来に生かさせる。興味を持ってたくさん学んでほしい」と今後に期待した。

　続けて、１年生にヘルメットを贈呈。ヘルメットを受け取った青柳空さんは「３年間大事に使わせてもらう。将来は土木関係の仕事に就きたいので、これからの授業が楽しみ」と笑顔を見せた。

　野村校長は「ＤＸなどの学びは学校では体験できないので、このような機会はとても貴重。技術者による指導のもと、実際の現場を体感し、取組を進めたい」と謝意を示した。

(関係団体 2024-05-08付)